夢見た世界 3【名探偵コナン】

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「Aが自分のことを忘れても、僕たちは絶対に忘れない。もし君が君のことを忘れてしまったのなら、僕たちが必ず思い出させるよ」





「それに…オレたちもこうして集まれるの、本当に楽しみにしてるんだよ、毎年。…Aちゃんとちゃんと話せるの、こういう日くらいだから」






「…ありがと、」





24歳にもなって励ましの言葉で泣きそうになるなんて…





この人たちには、やっぱりかなわないよ






「…もー、2人が優しいこと言うから涙出てきちゃったじゃん…っ」






「…Aちゃん」





「…景光くん、零。本当に…ありがとう」





「Aもいつも僕たちを支えていてくれてるから…このくらい当然だ」





そっか。




私って、みんなのこと支えてあげられているんだね_____










「ありがとう。しばらくは大丈夫そう…2人が話聞いてくれて…6人で集まれたから…満島Aは、ちゃんとここに存在してるんだって、ちゃんと理解できたよ」







「それなら良かったよ」







もう一杯だけお酒を体に流し込んだあと、散らかった缶やらごみやらを片付けて机をどかし、クッションや掛け布団を持ってきて既に寝ている3人にかけたりしていた






「Aちゃんはベッド使って」






「…雑魚寝したい」






「…体痛くなるぞ？」






「それがいいの。あの体育祭の日みたいに、みんなで体痛いねって、朝起きたい」





「…そっか」







2人はとても優しい顔で微笑んだ





この顔が大好きなんだ、私








こんな時間がずっと続けばいいのに、と、何度も思った









本当はこのまま、私だけがつらい思いをしていれば良かったのに…そうしていけたら、良かったのにね。








不甲斐ない私でごめんね。








情けなくて、弱くて、1人じゃ何も出来ない私で、ごめん。











2人のこの笑顔が見られなくなるのは、嫌だ、なんて…










そんなわがまま、言ってもいいのかな








ねぇ、零、景光くん、









2人はさ、











何があっても、きっとその笑顔を、また私に見せてくれるのかな。













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私と同じ立場になっても＿＿＿＿＿

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