夢見た世界 3【名探偵コナン】

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そのまま飲み続け深夜1時





気付かぬうちに日付が回っていた





終電もないし、元よりこんな時間に家から追い出すつもりもなかったので5人には泊まっていってもらうことになった






なんか、ずっと1人だったから嬉しすぎて涙でそう…







布団は申し訳ないけどないので、警察学校時代に体育祭の前後で雑魚寝してたみたいに雑魚寝でいいだろうか、というかもう班長寝てるし←





しばらくすれば陣平と研二もいつの間にか寝ていて、起きているのは公安3人組となった。






「…ねぇ」





「ん？」






「…2人はさ、潜入捜査…とか、快く引き受ける…？それとも、ちょっと渋る？」




「んー…危険なことに変わりないけど、僕たちはこの国を守るために警察官になったんだろう？僕は渋らないよ」




「オレも、ゼロと同じかな」





「…そっか」







そうだよね、この2人は。




きっと、渋らないし即答するんだろうな…








「…Aちゃん、」




「ん…？」




「何があってもオレは…オレたちはAちゃんの味方で、仲間で…何よりみんなAちゃんのこと大好きだからさ。いつでも…頼ってよ」





潜入捜査がつらいって思ってるの、バレちゃったかな…





質問の意図は2人を本当にこの組織に入れるべきかどうかのつもりで聞いた訳だったけど、私の表情で私の気持ちまで見透かされちゃってたな…






「A、君は1人じゃないんだ。言えないことだってあると思うけど、君の気持ちはわざわざ隠す必要なんてないと思うぞ」






やっぱり、バレてるんだね…





この人たちには敵わないや…







「…つらいよ」






「A…」





「潜入捜査だってことバレたらダメだし、違う人格を装ってるから常に自分とは違う人になってて、本当の自分を忘れてしまいそうになる」





2人は黙って私の話に耳を傾けてくれている





本当に、心地がいいな、この人たちは…







「…前に零にはちょっとだけ話したけどさ。本当におかしくなりそうで、…''満島A''を…忘れてしまいそうで…」





「…」




「…だから、年に一度でも、こうして6人で集まって、バカみたいにはしゃいで、前みたいに雑魚寝して、言い合いしながらも楽しそうなみんなを見てるのが…そんな時が楽しくて平和で大好きな時間だし、自分が満島Aだってこと、1番自覚できる時間なんだ」

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