夢見た世界 3【名探偵コナン】

年に一度の ページ31

『乾杯！！』








こうして集まるのも2回目だ






去年と同じお店で6人で集まる






この日だけは絶対に有給をもぎ取るって決めてるんだ








「あ、先に言っておくけど今日は俺がAちゃん送るからね♪」







「は？ダメに決まっているだろう、僕が送る」







「いやあの私1人で帰りますのでお気にならさず」






「それが1番ダメだ」






「いや…はは…」







ダメだこれは何言っても1人で帰ることは到底無理なやつだ、私にはわかる。








「はんちょ〜…」





「満島も大変だな…お疲れさん」





「ほんとにね…むしろ送る人を押し付けあってくれてたら面白いのに…」





「こいつらに限ってそれはねぇだろ…ま、ドンマイだ、今日は飲め！」






「班長…」






こうしている間も4人で俺が僕がと言い合いを続けている






でも、みんなの顔がすごく楽しそうで、私はこの言い合いを見ているのが正直好きなのかもしれない






「あと満島、俺もう班長じゃねぇの忘れてねぇか？」





「えー、班長は班長だよ」






もう班長があだ名というか本名ってところまで来てるよね、知らんけど(？)







「あ、そうだ、今年なんかFAXきた？ほら、去年3だけ送られてきたとか言ってたでしょ」






「あー…あれな、今年は『2』らしいぜ」






「やっぱカウントダウンか何かかなー…」






原作通りだ






良かった、何も変わってなくて。








「で！陣平ちゃんは異動願の件どうなったんですか〜」






「Aお前その呼び方やめろよ…」






「じんぺーちゃーん」







「うるせぇ！まだ通ってねぇよ！」






「へー」





「自分から聞いてきたくせに興味無さそうにすんな」







「いたっ」







なんかデコピンされた。



別に痛くなかったけど言っちゃった。不可抗力だよね





ここもまだ原作通り…




とりあえず一安心、かな






しばらく飲んだあと、送る騒動(？)がめんどくさかったので2次会を開くことになった





潜入捜査中の私のために警察官が住む寮には行けないからということで私の家でやることに。






家の方が色々気にしなくていいので有難い、かな。








「どうぞー、その辺適当に座ってて」





「模様替えしたのか？前と違うな」





「おい零(ゼロ)、マウントのつもりか？」





「君がそう感じたんなら、そうなんじゃないか？」







「…家の中で殴り合いはしないでね」

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