夢見た世界 3【名探偵コナン】

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「そういえば1年前の今日だったよな、萩原の事件」





「そうだね、11月7日…あれから何か進展ないの？犯人の情報とかさ」





「何もねぇな、俺は何も聞いてない」





班長は知らない、か…





「まぁでもそれと関係あるか分からねぇが、今日警視庁に謎のFAXが届いたらしいぞ」






「FAX？」





「あぁ、ただ「3」とだけ書かれたFAXがな」







「…」







「3だけ？何かのイタズラか？」






「さぁ…発信元も分からないみたいでな…」





原作通りだ。





来年が2、再来年が1。






その次の年が…円卓の騎士。






「…ただのイタズラだといいけど」





「まったくだ」








このまま原作通りに進んでくれれば、きっと陣平を救える






いや、救うんだ







「まー今日は萩原が防護服着てないで死にかけた記念日っつーことで飲もうぜ！」





「おいおい記念するなよ」






「こうして生きてんだからいいだろうが記念して！」






「だから記念するところが違うだろ！？」






ほんっと、仲良いなこの2人…笑






「おいA何笑ってやがる！」






「研二はちょっと大人っぽくなったけど、陣平は変わってないね」





「そーお？」





そういえば全員23歳になったもんね…




原作では見られなかった萩原研二(23)、尊い。





アラサー研二は絶対にみたい



「んだと？」




「陣平はやっぱサングラスかけてると色気出るよね、なんでだろ？」



「目が隠れるからだろ」




零がニヤニヤした顔で突っ込んでくるが、ちなみに君も人のことは言えないこと、知ってる？





「陣平の目はくりくりで可愛いもんね、犬みたい」






「あ゛！？」




「可愛い！」






顔赤くしてキャンキャン言ってるのマジで犬じゃん…




「そんな松田は異動願出し続けてるんだって？」





「え、そうなの？」





「…」




やっぱりか…


零がなんで知ってるのかは怖いから聞かないでおくけど、景光くんも知らなかったみたいだし、班長もびっくりしてる様子



「そうなんだよぉ、じんぺーちゃん、俺の仇を取るっていって聞かなくてさ〜」




「俺の手で犯人捕まえなきゃ気がすまねーんだよ」




「仇って…萩原死んでないよ？」





「もしかしたらそうなってたかもしれねぇだろうが！」





なってたんだよ…本当に…




原作のアニメを思い出しては泣きそうになる



ダメだよ、この世界ではちゃんと生きてるんだから。

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