いつもの ページ37
任務が終わり、その日のうちにUSBをジンに渡し、私はバーボン…基、降谷零といつものあのお店に来ていた
もちろん盗聴器や尾行がないことも確認済みだ
「はぁ…24歳にしてようやくビールが美味しく感じてきた…」
「Aは前までカクテルばっか飲んでいたのにな」
本当にね…
大人になったなぁと思うよね…
25になればアラサー…
ア、アラサー…はは…
まぁ、いっか…
時の流れには逆らえないからね
「そういえば零とサシ飲み初めてだね」
「そうだな…良かったのか?アイツら呼ばなくて。」
「何言ってるの?零が言ったんでしょ、''グランドスラムでも飲みに行きませんか?''って」
「…ははっそうだったね」
この笑顔が、彼の素の笑顔なんだと思うと、今この顔を見られる自分は彼にとって特別な存在であるのだろうか。
そう考えると嬉しくなってニヤけそうになる口許を隠すようにジョッキを口に近付けた
「それにしても驚いたよ…君があんな危ない組織に潜入していたなんて」
「まぁね…でもそれより零の仕事の早さの方が驚きだよ…コードネーム貰うまで早すぎ」
ほんっとにさ…こちとら2年よ?
ライも早かったな…だからライバル視してんのか…?
この世界でどうなっていくかわかんないけど…
「君が僕を推薦してくれたんだって?」
「うん…ごめんね巻き込んで」
「いや。それが仕事だからな。それに僕は君に選んで貰えて嬉しいんだ」
「…零ならね、信頼出来るし、きっと大丈夫だろうって思ったんだ」
彼は原作軸でも生きていた。
彼の能力は絶対に日本の平和のために必要なんだよ
「…そうか、ありがとうA」
「ん?…何のお礼かわかんないけど…どういたしまして?」
それからできる範囲内での組織の情報共有をし、食べたり飲んだりしてから私たちは店を出た
「あんまりこうして出歩けなくなっちゃうけど、6人で集まるの…やめたくないな」
「同感だな」
私はあの時間が本当に大切で、大事で、大好きな時間であり空間だった
「…零」
「なんだ?」
「ごめんね、きっとこれから辛い思いさせちゃう」
「…何を言ってるんだ。今までAはそれを1人で耐えてきたんだろう?それに比べたら、こんなの可愛いものだよ」
彼は本当に優しい人だと思う。
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茉優花(プロフ) - 彩豊さん» 沢山コメントありがとうございます!読み返してもらえて凄く嬉しいです…!応援、すごく励みになります!これからも楽しんでいただけるよう頑張りますね! (2022年10月27日 23時) (レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - こんにちは!萩原くんを助けられてよかったです✨組織潜入はドキドキしました(>人<;)凄く面白くて読み返しています(*≧∀≦*)応援してます☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ (2022年10月14日 11時) (レス) @page50 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます!嬉しいです…!そのお言葉がとても励みになっております!!これからもよろしくお願いします!( ¨̮ ) (2022年7月21日 20時) (レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - とっても面白くて何回でも読んじゃいます!今では仕事帰りの楽しみです笑笑 (2022年7月21日 18時) (レス) @page50 id: cf5d2ac92c (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - 皇さん» コメントありがとうございます!そんな事を言って頂けてとても嬉しいです…!原作リスペクトの気持ちを込めてなるべく近いように書かせて頂いております!救済してるので所々変わってしまう所はあるかと思いますがこれからも楽しんで頂けたら幸いです!( ¨̮ ) (2022年7月16日 10時) (レス) @page31 id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉優花 | 作成日時:2022年5月30日 4時