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「次も頼んだぞ」
「お任せあれ。それじゃ、もう帰っていいのかしら?」
「あぁ。次の仕事はまたこっちから連絡する」
「そう。分かったわ、待ってるわね」
彼に背中を向け足を進める
背中を向けることで貴方は敵じゃないと思ってることを分からせる
「最後にひとつ」
そんな声に私は立ち止まった
「お前は何故俺たち組織に関わろうとした? 何故、この仕事を引き受けた」
カチャ、と金属音
「やだなぁ、またベレッタ?貴方、好きなのね、ベレッタ」
バァン!という大きな音と共に何かが私の顔の真横を通り過ぎた
威嚇されている
「ふふ、ちゃんと外してくれるのね。優しい人」
そう言いながら振り返れば彼は思ったより近くまで来ていた
「答えろ」
「そうねー…興味があるのよ、貴方たちの仕事に。ただそれだけよ?ダメかしら?」
「理由になってねぇ」
「ふふ…知りたがりなのね!でもジン。貴方いつも言われてるんじゃない? 『A secret makes a woman,woman』…」
ジンが目を見開いてこちらを見る
「女は秘密を着飾って美しくなるのよ、ふふ」
「…あの女のことも調べたのか」
「貴方たち組織のことは大体知ってるわ!調べたもの。でもね、そんな私にも分からないことはあるのよ?」
「…」
私はジンに近づき肩を思いっきり自分の方へ寄せて耳元で囁いた
「貴方の私への気持ち、とかね?」
それじゃ、と言い残して私は取引場所を後にした
服や身の回りのものを確認するがGPSも盗聴器も無さそうだ
しばらく歩いていれば「また連絡する」とだけジンから連絡が来ていた
さっきの行動が吉と出るか凶と出るか…
私にはまだ分からないけれど、今日のところは成功とみていいだろう
にしても、この危険な任務と彼らを救うのを同時進行とは本当に大変だ…
ちょっとでも原作と変わってしまえばアウト。
常に情報収集は怠らず。
例の爆弾犯がカウントダウンもせず急に爆弾仕掛けてくるかもしれないし、と私はさらに警戒心を強めたのだった
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⚠️組織の話で原作にない部分は作者の捏造ですので悪しからず
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茉優花(プロフ) - 彩豊さん» 沢山コメントありがとうございます!読み返してもらえて凄く嬉しいです…!応援、すごく励みになります!これからも楽しんでいただけるよう頑張りますね! (2022年10月27日 23時) (レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - こんにちは!萩原くんを助けられてよかったです✨組織潜入はドキドキしました(>人<;)凄く面白くて読み返しています(*≧∀≦*)応援してます☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ (2022年10月14日 11時) (レス) @page50 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます!嬉しいです…!そのお言葉がとても励みになっております!!これからもよろしくお願いします!( ¨̮ ) (2022年7月21日 20時) (レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - とっても面白くて何回でも読んじゃいます!今では仕事帰りの楽しみです笑笑 (2022年7月21日 18時) (レス) @page50 id: cf5d2ac92c (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - 皇さん» コメントありがとうございます!そんな事を言って頂けてとても嬉しいです…!原作リスペクトの気持ちを込めてなるべく近いように書かせて頂いております!救済してるので所々変わってしまう所はあるかと思いますがこれからも楽しんで頂けたら幸いです!( ¨̮ ) (2022年7月16日 10時) (レス) @page31 id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉優花 | 作成日時:2022年5月30日 4時