夢見た世界 3【名探偵コナン】

突然 ページ11

⚠️ここから先、警察庁の話が頻繁に出てくる可能性があります。
しかし、当たり前ですが作者は警察庁の人間では無いため、実際の職務内容と異なっていることがほとんどです。
それでも気にしないという方のみ、先へお進みください。

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翌朝。



いつも通り朝早くに出勤し自分のデスクに着く




「…」




何故だ。非番の前日全ての書類を片付けたはずなのに。



何故1日開けただけの今、机に資料のタワーが5つ程あるんだ？




「あ、満島。その資料頼む」




「…なんですか、これ」





「あー、公安お得意のやつでな、ちょっと。」





ちょっとじゃないでしょーがこれ！！！




入りたての下っ端な私はこういうのの後処理と隠蔽を任されることが多い。いやほぼそれしかない。全部ではないけどほぼ。




「…うわぁ、派手にやりましたね」





「この国のためだ。やむを得ん」




私をスカウトしてくださった橋田知幸さんは警察庁警備局公安課の警部である。


私の直属の上司だ




「あー、それと。」



「はい」




「…これからのお前に関わる大事な話だ。よく聞け。













…お前に、ある組織への潜入捜査を命じる」







「組織、」




ま、まさか、それって、





「我々もまだ実態を掴めていないんだが、全国で活動している犯罪組織だ。黒い服を好み、コードネームは酒の名前」



「…」




「これはリスクを伴う任務だ。下手をすれば命の保証はない。…それでも、上がお前の仕事ぶりを見て適任だと判断した。…警察官になって2ヶ月ほどしか経っていないお前にこんなことを命じるのは酷だと思うが…」




「いえ、大丈夫です。やります。やらせてください。」




「！ …そうか。 では、近日中に奴らに接近し組織に入れ。最初の目的はコードネームを貰うこと。期限は定めないから、慎重に頼む。その資料の1番右の山はヤツらについて今わかっている情報がまとめられた資料だ。他の資料の処理が終わり次第そっちに手をつけろ」






頼んだぞ、と言い残して橋田さんは自分のデスクに着いた






スコッチを救うためには、組織に潜入するしか無かった。




でも、でも。




まさかこんなに早く入ることになるとは思わないじゃないか！！！！！！








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資料の処理が終わり、組織の資料に目を通す






原作開始の7年前だから私が元から知っていた情報とそんなに変わらない、か。

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