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ヒ「いつからそれに?」




その言葉にコナンは上を見上げる




ヒ「気にしなくていいよ!今は、現実世界の世界との交信を切ってある。」




コ「最初におかしいと思ったのはビッグ・ベンさ!君は針が動く前に気が付いた。あれは俺たちにビッグ・ベンが示す時間の意味を知らせようとしたんだろ?」





コナンの言葉を黙って聞いているヒロキ




コ「その次はサッカーボールさ!あの時君は「汚いボール」と言って後ろへ放った。サッカー少年なら興味を持たないはずのない、100年前のサッカーボールをね…




君は俺たちを危険な目に合わせながら、本当は俺たちが一致団結して危機を乗り越えることを信じていたんじゃないのか? 日本のリセットとは、二世三世を抹殺することじゃない。親の力を頼りにすることなく壁を乗り越え、ゲームを通じて成長する俺たちを、君は期待していたんだろう?」




その言葉にヒロキは少し俯いた



コ「君は非情になれなかった。最後に現れたホームズがその証拠さ。ちゃんとお助けキャラをクライマックスで登場させてくれた!」




ヒロキは目に涙を浮かべていた




ヒ「諸星くんの体を借りて、ゲームに潜り込んだのは、一度くらい、友達と遊びたかったからなんだ。…いつもいつも、仕事ばかりしていたから…」





コナンはヒロキを見つめる




ヒ「ごめんよ。怖い目に合わせて。でも僕、すっごく楽しかったよ!…それに、羨ましかった。離れていても、心が通じあっている、君と、お父さんが…」



コナンは微笑む




ヒ「君のお父さんが僕のお父さんの敵を取ってくれたんだ。ありがとう。そろそろ、お別れだ」




ヒロキが指を指すと、そこは光に包まれる




コ「ヒロキくんの心は、いつまでもノアズアークの中で生き続けるんだろ?」



ヒロキは悲しそうに首を振る




ヒ「僕のようなコンピュータか生きていると、大人たちが悪いことに利用してしまう…人工頭脳なんて、まだ生まれちゃいけなかったんだ…さあ、君は君の世界に戻るといい!目が覚めても、みんなにこれだけは知っていて欲しい。…現実の人生は、ゲームのように簡単じゃないとね」





その言葉にコナンは強く頷き、ヒロキに背を向けて歩き出す



コ「お父さんに、会えるといいね!」




そう言ってコナンは光の方へまた足を進めた




ヒ「……さよなら。工藤、新一」






ヒロキの言葉が聞こえたのか聞こえていないのか、コナンは優しく微笑んだ

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茉優花(プロフ) - 美華さん» 大変長らくお待たせしてすみません!無事次作へ移ることができました! まだこの作品を読んでいただけていれば、次の作品もよろしくお願いします! (2022年6月1日 20時) (レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
美華 - すごく面白いです!続きはいつぐらいになりそうですか? (2020年9月7日 16時) (レス) id: 9ea504ede6 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - 星麗奈さん» お返事遅くなってしまってすみません。コメントありがとうございます!今月中に沢山進めたいなと思っていますのでもう少しお待ちいただければ幸いです。今後ともよろしくお願いします! (2020年3月14日 0時) (レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
星麗奈 - 続きはいつくらいになりそうですか? (2020年1月22日 17時) (レス) id: 3e044ff672 (このIDを非表示/違反報告)
星麗奈 - すごく面白いです! (2020年1月21日 2時) (レス) id: 3e044ff672 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉優花 | 作成日時:2019年1月2日 21時

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