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No side
その様子を映像で見ていた優作たち
優作は、さて、と声を上げる
優「我々も、樫村殺害の犯人を突き止めることにしましょう」
目「えぇ!犯人が分かったのかね?」
優「問題は、犯人がどうやって凶器を用意したのか…」
この米花シティホールの入口には金属探知機が設置してあり、考えられるのは凶器は最初からこの会場に用意してあったものを使ったということだと優作は言う
小「しかし、そんなものがどこに!」
優「パーティ会場にあったブロンズ像です。あの中の一体は短剣を握っています。」
その言葉にシンドラーは動揺した
目「会場には大勢の客がいたんだ!あんなものを抜いたら誰かに見られるそ!」
優「会場の照明が落ちた時に抜いたんです。予めタイムテーブルで決まっていましたからね」
白「しかし、短剣が無くなれば、誰かが気付くんじゃないですか?」
優「偽物を置いたんです。ダンボールにアルミホイルか何かを巻いて作った短剣を」
目「じゃあ、今ブロンズ像が持っているのは、犯行に使われた短剣かね!?」
優「えぇ。先程短剣のルミノール反応と指紋を調べてもらったところ、樫村と同じ血液型の反応が出ました。柄の部分からは指紋も検出されました。貴方の指紋でしたよ、シンドラー社長」
その名に驚き、全員がシンドラーの方を見る
それに対し彼は「当然だろう」と答えた
自分の家から運ばれたブロンズ像なのだから、と。
優「これは、犯行時刻前後にパーティ会場で監視カメラが記録した映像です。幸い、監視カメラはパーティ会場の至る所に設置されており、自由なアングルをダビング出来ました」
持ってきたテープを阿笠博士に渡し、再生する
その映像には、諸星少年が蹴ったサッカーボールがブロンズ像に当たり、短剣を弾き落とし、それを彼が手に取りブロンズ像の元に戻していた所が映っている
目「そうか!今映った短剣が本物ならば、少年の指紋も検出されるはず!しかし短剣あったのはシンドラー社長の指紋だけ!」
シ「少年の後に私も触ったが、彼の指紋が消えただけだ」
千「工藤先生!」
千葉が見つけました!と部屋に入ってきて、ダンボールとアルミホイルで作った偽物の短剣が地下のゴミ集積所にあったという
目「指紋は!」
千「工藤先生が仰った通り、諸星少年とシンドラー社長、2人の指紋がありました!」
その言葉にシンドラーは驚きを見せた
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茉優花(プロフ) - 美華さん» 大変長らくお待たせしてすみません!無事次作へ移ることができました! まだこの作品を読んでいただけていれば、次の作品もよろしくお願いします! (2022年6月1日 20時) (レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
美華 - すごく面白いです!続きはいつぐらいになりそうですか? (2020年9月7日 16時) (レス) id: 9ea504ede6 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - 星麗奈さん» お返事遅くなってしまってすみません。コメントありがとうございます!今月中に沢山進めたいなと思っていますのでもう少しお待ちいただければ幸いです。今後ともよろしくお願いします! (2020年3月14日 0時) (レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
星麗奈 - 続きはいつくらいになりそうですか? (2020年1月22日 17時) (レス) id: 3e044ff672 (このIDを非表示/違反報告)
星麗奈 - すごく面白いです! (2020年1月21日 2時) (レス) id: 3e044ff672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉優花 | 作成日時:2019年1月2日 21時