ノスタルジア ベイカー街の亡霊【名探偵コナン】

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貴女side




列車を歩いてジャックザリッパーらしき人物を探す




先程の見た目の人物は見当たらなかったため、車掌さんに状況を伝え、乗客を1つの車両に集めてもらった





コ「車掌さん、あのね…」




なにやら車掌さんに耳打ちをするコナンくん




コナンくんに今言われた通りにか、車掌さんがみんなに指示を出した




車「それでは皆様、両手をあげてください。凶器を持っていないかどうか、確かめさせて頂きます」




その言葉に、乗客は渋々と手を挙げる





よく見ろ、如月A




この中に、条件の当てはまる人間が必ずいるはずだ…！






(優「(じっくり聞かせてもらうぞ…君たちの推理を…)」)




『…』




優作さんの声が聞こえたような気がした。




大丈夫。任せてよ、優作さん





コ「ではこれから、Mr.ホームズの資料に書かれてあったことを説明します。｣



『この中に紛れ込んでいるジャックザリッパーの2人目の犠牲者ハニー・チャールストンはウィンザーという街で結婚していましたが、彼女は夢多き女性で、10年前に夫と息子を捨ててロンドンへ出てきました』


コナンくんが資料で見た写真をポケットから出しみんなに見せる



コ「この2つの指輪はハニー・チャールストン殺害現場の遺留品です。1つはハニーのもの、もう1つは同じデザインだけど、ハニーのどの指にも合いませんでした。それをMr.ホームズはこう推理しています」





『この2つの指輪は、被害者 ハニー・チャールストンとジャックザリッパーの親子の絆を象徴しているのではないかと。』





諸「じゃあその小さい指輪はジャックザリッパーのものってことか！」



『そう。ハニーは同じデザインの指輪を息子の指にはめて家を出たんだ』



蘭「じゃあ、ジャックザリッパーは自分の母親を殺害したってこと？」



コ「うん。資料によると、ハニー・チャールストンが殺害された9月8日、この第2土曜日はホワイトチャペル地区の協会で月に一度、親子で作ったものを持ち寄るバザーが開かれる日だったんだ！それをジャックザリッパーも知ってたんじゃないかって！｣




蘭「へぇ、そんな事まで書いてあったんだ…」




今のは新ちゃんの推理だけどね←





諸「つまり、ジャックザリッパーは母親とバザーに参加したかったって気持ちを込めて、指輪を2個置いてったっつーことか？」



コ「うん！そういう意味だって！」




蘭「…じゃあ、殺人の動機は自分を捨てた母親への恨み…」

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