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ホワイトチャペル地区からベイカー街まではかなり遠い。でも、今はお助けキャラに会うしかないんだ。




わたしたちはベイカー街に向けて歩き出した






しばらく歩くと、ビッグ・ベンが見えてきた




あの時計見ると、新ちゃんとの事思い出して……





あぁ、駄目!駄目!今は集中しないと!!




でもあの時計、なんで12時50分で止まってるんだろう。なにか理由が…?




そう考えていると、後ろから声が聞こえた




諸「おい、あの時計、なんかおかしくねーか?」




その言葉にみんなが時計を見ると、時計の長針は50を指す場所から49を指す場所へと動いた





元「針が戻ったぞ!」




そして続いて48へ。




光「あ!また戻りました!」



こ、これってまさか…





コ「そ、そうか!これはゲームに参加している子どもの数だ!」




光「2分戻ったってことは…」




蘭「誰か2人、別のステージでゲームオーバーになったの…?」







だとしたら、やっぱり、わたしの推理は…





当たってしまっているんだろうな…




チラリと彼を見れば何を考えているのか分からないような無表情だった





『……』






________________
No side






それからも次々と脱落者のいるコクーンが下にしまわれて行く




その様子を見た親たちは泣き出してしまうものや頭を抱えてしまうもの、焦った様子のもので溢れかえっていた







シ「(もっとだ…もっと早くゲームオーバーになってしまえ…ジャックザリッパーの正体に子供たちがたどり着いたら…私は終わりだ…)」







残りのゲーム参加者は43人となった







________________
貴女side




しばらく歩けば、警官の姿が目に入った



角に隠れて様子を伺う





どうやらまた犠牲者が出たらしい




1時間に2件、これで4件目…




歩「…怖いね」



光「大変な時代に来てしまいましたね…」




哀「世紀末のロンドンは、大英帝国最後の最も良き時代だったと言われているけど…実際は、貧富の差が激しくて犯罪は悪質化し、人々の心は荒んでいった時代よ…」




蘭「そういえばAと新一に聞いたことがある…シャーロック・ホームズが時代の光だとすれば、ジャックザリッパーは暗い陰だったって…」



コ「んじゃあ、時代の光に向かって急ごう!ベイカー街まではあと少しだよ!」





わたしたちが歩き出すと、アコーディオンのような音と人の足音が聞こえた



この人は一体…?

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茉優花(プロフ) - 美華さん» 大変長らくお待たせしてすみません!無事次作へ移ることができました! まだこの作品を読んでいただけていれば、次の作品もよろしくお願いします! (2022年6月1日 20時) (レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
美華 - すごく面白いです!続きはいつぐらいになりそうですか? (2020年9月7日 16時) (レス) id: 9ea504ede6 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - 星麗奈さん» お返事遅くなってしまってすみません。コメントありがとうございます!今月中に沢山進めたいなと思っていますのでもう少しお待ちいただければ幸いです。今後ともよろしくお願いします! (2020年3月14日 0時) (レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
星麗奈 - 続きはいつくらいになりそうですか? (2020年1月22日 17時) (レス) id: 3e044ff672 (このIDを非表示/違反報告)
星麗奈 - すごく面白いです! (2020年1月21日 2時) (レス) id: 3e044ff672 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茉優花 | 作成日時:2019年1月2日 21時

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