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『で?電話なんて珍しいけど…何かあった?』
平<いや…俺もAの声聞きたかっただけや>
俺もってなんだ俺もって
新「なぁ誰と電話してるんだ?」
『げ』
新「あんだよ」
『なーんにも!』
そう言って別の部屋に逃げる
あーそろそろ真面目に部屋別々にしてもらおう、うん←まだ変えてなかったんかい
平<げ、って…誰かおるんか?>
『あー生意気くんがいるよ今逃げてきた』
平<さよか>
それから会ってない間に起こった学校の話とか、服部くんパパが関わってた事件の話とか、優作さんが解いた事件の話とか、まあほぼ事件の話をしてた←
平<それでな!ほんまは今日電話したんはな!俺が___「平次!明日朝早いんやろ?早く寝んと寝坊すんで!はよ寝ぇ!!!!」…あぁせやった明日朝練やったわ!!!!すまんA!もう電話切らなあかんわ…>
『そかそか〜しゃーないな!何言いかけてたのか気になるけど、聞かないでおくわ!んじゃ、頑張って早起きして朝練頑張りや〜!』
いや気になるな。今日電話したのは俺が…?なんだろ???
ま、ええか←
平<また関西弁話しよって…ま、ええわ!ほなな〜切るで>
『へへっんじゃ、また!』
先に電話切りたくないから電話が切られるのを待つ。
平<ほんまは…お前に会いたくてしょーもなくてせめて声だけでもと思って電話したなんて、口が裂けても言えんわな>
『え?』ツーツーツー
電話が切られたと思っていた服部くんはわたしの気になっていたことをサラリと口にした。
わたしに…会いたい?
その後…
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平次side
''宛先:服部くん
送信先:如月A
____________
わたしも会いたいよ''
なんや、こいつ
あの時まだ電話切ってなかったんか…
ちょーし狂うわ
平「…天然タラシ」
俺は少し、自分の気持ちに違和感を持ち始めたのであった
あいつを想うこの気持ちは、はただの幼馴染みじゃないような、そんな気が。
続く
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作者名:茉優花 | 作成日時:2017年8月19日 23時