Track：６ ページ7
「何でさ！！」
「そうだよ！！大野さん優しいじゃん！！」
「･･･さてと。今から、じいさんの所に行くわ」
「え？！」
「･･･ここにいる全員で、クソジジイに会うわよ」
「ちょっ、A？！」
「･･･そろそろニノもクソジジイの所に到着してるだろうし」
「ちょっ、何でニノが･･･？」
：
「おお、A。こんな時間にどうした？？」
「･･･普段ならシバくけど、母体に負担かけるなって言うから、素直に命令に従うけど･･･」
私はUSBをジジイに投げ渡した。
「ここのグループ会社の報道部所属の真木さんが認めたよ？じいさんに頼まれて、ニノのスキャンダル写真を撮ったって･･･」
「え･･･」
「･･･言ったよね･･･嵐をブッ壊していいのはアンタじゃない･･･」
「･･･ふざけんな」
「･･･嵐には何が何でも手を出すなと１５年前に忠告したのに、忠告を聞かないからよ」
「部外者は黙ってろ！！」
「陽！！」
「はい、はい･･･」
彼はスーツの胸ポケットから紙を取り出した。
「高瀬隆三、二宮和也に対する殺人容疑、高瀬財閥の資金を横領した罪で逮捕する！」
「そんな証拠どこにもない！！」
「･･･い〜や、証拠は、そのUSBだよ」
私がそう言うとジジイはUSBを壊した。
「ははは！！これで証拠はなくなった！！」
「･･･連れ行け」
ジジイは数人の警察官に連れて行かれた。
「･･･」
「それで？俺のバイト代は？」
「･･･出るわけねぇだろ？高給取りが何言ってんだよ」
「んじゃぁ、メロンパンで」
「ん〜･･･安上がり」
「ニヒッ」
そう言うと彼は――
「え？！」
「嘘でしょ？！」
「何で？！」
「･･･はぁ〜･･･。よ、久しぶり」
「･･･ニノ！！」
「･･･腹減った〜。A、何か作って♪」
「んじゃぁ、買い物して帰らないと」
「ちょっ、A！！どういうことなのさ！！」
「･･･帰ってから」
「･･･」
:
「はあ？！妊娠したって！？」
「ほれ、ニノでも驚いているけど？」
「･･･A、まさか･･･俺じゃないだろ？」
「･･･ニノだとしても、他のみんなは知らないんだし。それに私は大野と結婚しないし
」
「ニノからも言ってくれよ」
「･･･別にいいんじゃねぇの？Aが結婚したい時にしてさ」
「･･･ふふふっ」
「それに、子供のことは･･･俺等がいる」
「･･･」
「だからだろ？」
「･･･」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ありす | 作成日時：2021年10月17日 23時
