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「･･･んっ〜･･･」
重い瞼を開けると保健室の天井に付いているファンが視界に入った。
「･･･私･･･」
「お？Aちゃん、起きた？？」
声がした方を見ると副担任の俵堂が居た。
「俵堂･･･」
思わずハッとした私は起き上がると、俵堂が手にしていたタブレット端末を奪い取り“ある事”を検索した。
「あっ･･･！！！！」
口を手で押さえると、急に涙が溢れてきた。
「ちょっ、Aちゃん･･･？！」
私は１時間近く泣き続け、家に帰された。
ショックのあまりに私は１週間も学校を休み寝込んだ。
そんな１０日目だった。
「あら、智君。お仕事どうだった？」
「大盛況だったよ。それよか、Aちゃんは？いっつも出迎えてくれるのに」
「部屋に居るわよ」
「珍しい･･･」
「智君からも言ってよ。Aったら１０日も学校に行ってないのよ？担任の先生が来てくれるんだけど･･･」
「ふぅ〜ん」
下で母さんと大野が話しているのが聞こえる。
「あら、こんな時間だわ。智くん、暫くAのことお願い出来る？私、しばらく九州に出張なのよ」
「出張？」
「そうなの。それに剣道部の大会もあって。Aを１人にすると何するか･･･」
「解った。あ、他のメンバー呼んでいい？？」
「構わないわよ、Aに手ぇ出さなきゃいいわよ？」
ブチッ！！
堪忍袋の緒が切れた私は下に行った。
「あら、な――」
「こんなロリコンに頼まなくても１人で大丈夫だから！！」
「･･･Aちゃん」
大野は両手で私の顔に手を触れた。
「･･･報道見て怒ってる？」
「･･･」
私は大野にパンチを食らわせた。
「ングッ･･･！！」
：
「･･･」
お風呂から上がるとリビングのソファで大野が寝ていた。
「･･･」
TVではワイドショーをやっていた。
「･･･」
ワイドショーの内容は私の心を掻き乱すものだった。
「んっ･･･」
「そんなの見たって意味ないよ」
後ろを向くと大野が目を開けていた。
「･･･」
すると、大野は私の腕を引っ張るり私は大野に馬乗りになった。
「･･･A」
大野は私にキスをした。
「･･･俺のこと嫌い？」
大野はそう言うとまたキスをして舌を入れて、絡ませてきた。
「お･･･の･･･///！！」
舌を絡ませながら大野はベルトのバックルを外した。
「今は･･･ダメッ･･･///」
「･･･ダーメ･･･」
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作者名：ありす | 作成日時：2021年10月17日 23時
