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アドミニストレータに切りかかるが、彼女の前に薄紫の半透明の板が出現し、攻撃が通らない。
アドミニストレータを、金属で貫く事はできない。
そんなことは知っていた。
ア「ねぇ、あなたはあのイレギュラーの子が好きなんでしょ?」
半透明の板に短剣を突き立てながら答える。
A「ああ、そうだよ。私はキリトが好き」
その言葉を彼女は鼻で笑う。
ア「彼はあなたのこと、なんとも思っていないわよ、多分」
A「当たり前じゃん……」
短剣に負荷がかかり、不快な音を立て始める。
A「あいつにはもう、彼女がいるんだから」
ア「なら、彼なんか助けなくても良いじゃない………、あなたのことを見てくれない彼なんて……」
ふっ……と、力が抜ける。と、同時にアドミニストレータが私の手を優しく包み込む。視界に靄がかかったようになる。
『キリトは私を見てくれない』。これは絶対に変わることのない事実。
なら、助けなくていい……?
「この世界なら、アスナは来ないよ」
「助けなくたっていいじゃない」
「ここに彼を閉じ込めておけば、Aのモノだよ」
耳なりのように響く。
ア「ね……Aも本当は、そう思っているんでしょ?」
彼女の言葉に頷こうとした。でも、できなかった。
A「彼が見てくれなくたっていい。もう一度……現実に戻って再開したら、ちゃんと気持ちを伝える。それだけでいいの」
スゥー、と靄が消えていく。
もう一度短剣を握りなおし、斬りかかる。
ア「………なら、あなたは自ら死を選ぶのね」
A「は……?」
アドミニストレータ言葉に、疑問を抱いた瞬間
私の体は、空を舞っていた。
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玉ねぎ - あの、続きはどこに、、、、、あるんですか? (2月20日 20時) (レス) @page49 id: 6df66340ec (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - こちらの続きはもう見れないのでしょうか…? (2018年11月18日 1時) (レス) id: 2a517fa579 (このIDを非表示/違反報告)
SHEI☆(プロフ) - すいません!ページが見つかりません( ノД`)… (2018年1月7日 21時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - みなてぃさん» 感激ですか...!? そういう温かいコメントを貰うと書いていてよかったと思います!これからも頑張ります! (2016年5月18日 0時) (レス) id: 6eb3e6bb96 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - うさPさん» 泣くほど面白いだなんて...!これからも期待に応えられるように更新頑張ります! (2016年5月18日 0時) (レス) id: 6eb3e6bb96 (このIDを非表示/違反報告)
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