もう一度……君に会えたら…………2【SAO】

44 ページ7

目を開けると、目の前には暗闇が広がっていた。

目を閉じていても、開いていても暗闇。

私は何も考えず、歩いた。進んでいるのかはわからないが、必死に足を動かした。

「気持ちわるい………」

A「誰……！？」

突然響いた声に問いかける。

「誰だっていいよ。君には関係無い」

A「何が言いたいの………」

拳を握りしめ、聞く。この際、状況さえわかれば、何でもよかった。

「君……＜忘れられない＞子でしょ。おかげで、小、中学校と成績はトップ。SAOでもその記憶力で無事、生還」

A「だからなんなの……」

「アハハッ……まだ気づかない？君の脳にはこれ以上負荷をかけられないんだよ〜？」

ケタケタと、他人事のように声の主はしゃべる。

「ずいぶん、＜外＞では君の記憶の処理を頑張っているみたいだけど………まぁ、無駄だね」

なおも声は響く。

「第一……君がいなければ彼らは無駄に傷つかなかったんだよ」

目の前に、映像が流れる。

次々と音をたて消えていく、かつて共に戦った仲間。

聞きたくない。

見たくない。

「君はこれから一生、この記憶と共に生きていかなければならないよ。逃げられない、いや、逃がさない」

A「やめ……やめて…………」

か細い声で言う。

頭が痛い。

脳がかきまわされる。

気持ちわるい。

助けて。

45→←43

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

ダークリパルサー

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーキャラクター

ユイ(SAOver.)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す