もう一度……君に会えたら…………2【SAO】

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その瞬間、私は目と耳を塞ぎ、1分ほど待つ。

1分が経過したと思い、目を開け二人を見ると、やや青白い顔をしている。

ア「……あれが人に対する扱いなのでしょうか…………？」

A「どうなんだろうね……。少なくとも、『アレ』は人に対する扱いじゃないよ………一般的に考えたら」

キ「つまり、この部屋の臭いの原因は、元老たちの与えられた流動食が、こぼれて腐敗しているってことだな？」

A「そゆこと」

これを『見』ている人には伝わらないかもしれないが、伝わらない方がいいと思う。

なんとなく察するだけで全然OKだと思う。

A「さ、チュデルキン倒しに…」

行こう、という前に本人の奇声によってかきけされた。

チュ「あぁっ………ああ、そんなっ、最高司祭様、もったいないっ、いけませんっ、あっ……ああああああっー！」

叫び声が一瞬、落ち着いたところでもう一度言い直す。

A「チュデルキン倒して…」

チュ「ああっ…そんなっ……もっと…もっとっっっっっ…………！！」

再び奇声によって消される。

すると、自分のどこかで何かがブチッと音をたてて切れた。

A「ぜってー亡き者にしてやるぞてめーら」

思わず、普段のノリで二人に言ってしまった。

もちろん、二人が私の後ろで『A……大丈夫かな……？』『多分大丈夫じゃないと思います。……まぁ、チュデルキンなら仕方ありませんが………』と、喋っていたのは録音済みです。

とりあえず、さっさと「片付け」を始めようじゃないか。

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