もう一度……君に会えたら…………2【SAO】

過去(SAO) ページ16

はっきりと言おう。

かつて私は、殺人者ギルド『ラフコフ』に所属していた。いや、所属させられていたといったほうが正しいかもしれない。

ただ、私自身の手でプレイヤーを殺しはしなかった。

ギリギリまでHPを削り、責任持って安全圏まで送る……という、制裁の仕方だった。

もちろん、『上』が黙って見ているはずがなく、次のターゲットに私が含まれていたが、私が知ったのは事件が起きた後だった。

A「っ……やめ………」

「やめるわけないだろ。今まで救ってきたプレイヤーの代わりにお前が死ねよ」

出た先で奇襲をかける、という作戦。

プレイヤーは私の目の前で次々と爆散していく。

うまく攻撃している振りをしていたが、バレてターゲットが居なくなったあと私が集中的に攻撃を受けた。

1対30以上で圧倒的に私は不利だった。

あぁ……死ぬのか……、そう考え始めた頃、誰かが私を引っ張り、助けてくれた。

当時は、まだクラスが同じ……程度でしか知らなかった桐ケ谷和人こと、キリトだった。

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