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階段を上り初めてどれぐらいたったのだろう…と、考える。実際はそれほどたっていないけれど、床を蹴る音しか聞こえないため、そう感じてしまう。

公理教会には何年もいたので熟知しているが、どの階に行っても同じドアが等間隔に並んでいるとは思わなかった。

ふわぁ…と、欠伸をした瞬間にキリトが質問してきた。

キ「なぁ、今って何階だっけ………?」

A「はぁ!?」

大樹の剣の柄に触れ、キリトに言う。

A「おい……今まで何考えてたんだ?アスナの事か?」

にっこりと笑って問う。斜め前に居たユージオが、身震いするのが視界の端に映る。

キ「いや……階段に階数表示があるのが普通だろ……?」

はぁ……と、息を吐きキリトの頭を小突く。

A「次が29階。<普通>っていっても通じる所がないこともある……ちゃんと記憶しとけよ………」

キ「いや、俺もそれくらいわかるし」

……てか、腹減ったなぁ……と、キリトが言う。

A「確かに」

ユ「それは同感だね」

ユージオと私は声を揃えて言う。

A・ユ「「そのズボンに入っている物を寄越せよ」」

キ「え…いや、これは非常食ように…………。_____てか、見てたのかA、ユージオ」

A「詰め込み過ぎて膨らんでるしね」

すると観念したようで、蒸し饅頭を3つ取り出した。

すっかり冷えてしまっていたので、熱素で表面がカリッとするまで温める。

キ「…………」

ユ「…………」

口を開けたところで二人の視線に気づく。

A「あー……ハイハイ、あっためてあげるよ」

ささっと蒸し饅頭を2つぶん温め、改めて自分の物を食べる。

1分かからずに、おやつタイムは終了したが体力回復には十分な時間だった。

ユ「あと30分くらいで50階に着くけど……正面から乗り込むのかい?」

キ「そうだなー……。整合騎士の強さはさっきのおっさんでわかった。で、あいつらが連続技に弱いのもわかったから………一対一なら勝てるハズ」

キリトが回答にならない回答をする。

A「うーん……一対一ね……。もう正面から突っ込めば?整合騎士って個人のプライド強いから一人でいること多いしさ」

整合騎士として少し助言する。……反逆者ですけどね。

キ「じゃ、50層……じゃ、なかった。50階に行く前にあのながったらしい術式を準備するか」

その一言で私たちはお互いの術式を発動しないように言った。

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設定タグ:SAO , キリト , ソードアートオンライン   
作品ジャンル:アニメ
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玉ねぎ - あの、続きはどこに、、、、、あるんですか? (2月20日 20時) (レス) @page49 id: 6df66340ec (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - こちらの続きはもう見れないのでしょうか…? (2018年11月18日 1時) (レス) id: 2a517fa579 (このIDを非表示/違反報告)
SHEI☆(プロフ) - すいません!ページが見つかりません( ノД`)… (2018年1月7日 21時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - みなてぃさん» 感激ですか...!? そういう温かいコメントを貰うと書いていてよかったと思います!これからも頑張ります! (2016年5月18日 0時) (レス) id: 6eb3e6bb96 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - うさPさん» 泣くほど面白いだなんて...!これからも期待に応えられるように更新頑張ります! (2016年5月18日 0時) (レス) id: 6eb3e6bb96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おんぷ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年3月28日 0時

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