▽ . せぶんるーる (ページ3)

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▽：０３ . たすうけつページ3

( scoups side )

SC「全員いる？」

JN「ごめん遅れた。あれ、あの子は？」

MG「手当終わって俺の部屋で着替えさせてる」

フロアに集まった俺ら

SC「あの子のことだけど、これからどうする？」

MG「俺は傷が治るまでは心配」

仮にも女の子だし、傷口はかなり酷い

いつ悪化するかもわからないし心配だったのは

俺だけじゃなかったようだな

VN「俺は置いておくの反対だよ、無愛想だし」

WZ「色々わかるまで置いておけば」

DK「黒だったらすぐ追い出せばいいしな」

JH「規則に従って多数決で」

意見が分かれたら多数決

多数決で決定した事は文句を言わないという

俺らのルールに従って多数決の結果

MG「あ、降りてきた」

SC「そこ、ちょっと座って」

ソファを指さすと大人しく座る

... やっぱり悪い子じゃない気はするんだよな

SC「帰る場所ある？」

『帰る場所なんて必要ない』

その言葉に少し引っかかったけど

SC「良かった、」

JH「これから俺らと一緒に住んでくれない？」

表情ひとつ変えない彼女

SC「無言は肯定と見なすけど ... 」

JH「っし、じゃあこれからよろしく」

SC「そういえば名前は？」

『 ... ない』

どう返していいか戸惑ってると

『名前なんて必要ない』

SC「 ... え」

落ち込んでいる様子もなく淡々と言う

JH「でも名前ないと不便だよな」

MG「あ、じゃあ Alice なんてのは？」

カウンターに置いてある Aliceのぬいぐるみを

手に取って言うミンギュ

SC「 Alice でいい？」

『 ... 』

JH「無言は肯定」

SC「んじゃ、これからよろしくな Alice 」

こうして俺らと Aliceの共同生活が始まった

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