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梶井の喋り方微妙ですね…ごめんなさい。
それと、お気に入り登録が50人に…!ありがとうございます!
ユーザランキングにもランクインしていました!ありがとうございます!!!
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『あ、あの、どういう』
「首領ッ!」
『へっ!?』
あのう!なんて幸せな展開!
私の言葉を遮り、扉を乱暴に開けて飛び込んできたのは私が大ッ好きな中也だった。
『あ、ああ、ちゅ、中也が、居る…』
「A…」
『…名前呼んで貰えた。へへ。そういえば何で私はここに居るんでしょうか?それと何故お二人は私の名を?』
私がそう云った途端、お二人は顔を見合わせて驚いた様な、悲しむ様な…複雑な表情を浮かべて私を見た。そしてそのまま黙り込んでしまった。
…私、何かしたかな。
『…あの』
「嗚呼、すまないね。少し待っていてくれ給え」
『はい』
二人は後ろを向いてひそひそと話しているようだった。
それにしても、どうしてこんなことになったのか記憶の欠片すらない。困ったなぁ。
そうして思い出そうとすると、割れるように頭が痛くなる。幻覚だろう、何かが触れられないように棘が出ているような景色を一瞬見た。
「待たせてしまったね。君は島崎A君だね?」
『はい…ですが、何故それを?』
「君を知っているからだよ」
『…そうですか』
はぐらかすような応えに少し不機嫌になりそうになる。それでも首領がそう云うのだからそうなのだろうけど。
「あとは何故ここに居るか、だね。君は気付いたらそこに居た。それだけだ」
『わかりました。ありがとうございます』
「しばらくはこの部屋で休んでいてくれ給え」
『はい。ありがとうございます』
見てみればここは広めの部屋だった。落ち着いた雰囲気で周りには最小限の物しかない。二人が出ていった部屋は更に広く感じられた。
『また、一人か』
・
中也side
梶井から貰った紙には【長谷川泰子】と書かれていた。恐らくこれも俺に見られることを想定して書かれたものだろう。自分の事を知ってもらう為に。
首領に報告しに行くために走っていった。
見張りを睨んで通り抜け、執務室の扉を乱暴に開けて更に奥の部屋に進んで行った。
「首領ッ!」
俺が飛び込むとそこには目を覚ましたAと話す首領が居た。
Aは不思議そうな目でこっちを見る。やっぱり記憶は…。
line 63→←ありがとうございます!!ありがとうございます!!(追記あり)
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作者名:九ノ瀬 杏璃栖(ここのせ ありす) | 作成日時:2018年11月12日 20時