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line 54.5 Interlude ページ22
No side
「何故、何故何故何故!」
薄暗い部屋に響く女の声。
「何故貴方はあの女から離れないの!?」
女の顔は悲痛に歪む。
「絶対に私の方が良いわ」
打って変わってうっとりとした表情を浮かべる。
「私の方が貴方を識っているのよ」
小さく呟く。
「だってほら」
女が電気を付けた。
「こんなにも貴方を愛しているのよ」
壁一面に現れたのは、──の写真。
しかし、それはただの写真では無かった。
凡てが盗撮されたものであった。
「でもきっと、すぐに私のモノになるわ」
流れるように──の写真に触れる。
「あんな女、消してしまえばいいもの」
残虐な笑みを浮かべた。
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作者名:九ノ瀬 杏璃栖(ここのせ ありす) | 作成日時:2018年11月12日 20時