【鬼滅の刃】私のクラスは恋愛禁止！【時透無一郎・我妻善逸】「続編」

57話 【お散歩】 ページ9

無一郎は私の前立った




『はい？』




無一郎「『はい？』じゃなくて、服装チェック…して」




あっそっか…




私は無一郎の周りを一周した




そのまま有一郎の周りも




『大丈夫です、行っていいですよ』




ボードに書き込みながら伝える




有一郎「ありがとう、行くぞ」




無一郎「ありがとう、またね」




『またね』




生徒の確認が終わって、善逸と学校に入った




ーーーーー
お昼休み…お弁当を食べ終え、伊之助と話していると入口から声がして来た




善逸「Aちゃん！」




クラスの女子も反応する




急いで入口に走り、善逸を引っ張った




柱の後ろに隠れる




『あんまり、大きな声で呼ばないで』




善逸「えぇ〜…なんで？」




『他の生徒さんも見てるでしょ』




善逸「大丈夫だよだって…」




善逸が私の背中にある柱に腕を置く




善逸「俺達違うクラスなんだから、噂になっても平気だよ？」




『なっ…』




善逸「ねぇ、お散歩行こ？」




首を傾げながら聞く、話の切り替えの早さ…無一郎並み




善逸「今、無一郎居ないんでしょ？」




そう…無一郎は将棋部の話し合いに参加しに行った…




私は頷く




善逸「でも…駄目？」




その首を傾げるのやめて…




『分かった…お散歩ね』




善逸「うん、お散歩！行こ！」




ーーーーー
学校の裏などには、休憩スペースや花壇が沢山ある




あんまり来ないから、正直楽しい




善逸「そこ座ろっか」




善逸が指差したのは、屋根付きのベンチ




私が頷くと、善逸は本当に嬉しそうに笑う




心が痛い…




少し離れて座った




善逸「この辺誰も居ないね」




スス…




『うん』




ススッ…




ん…なんか少しずつ近づいてきてる？




私も少し距離を置く




善逸「あっ！なんで避けるの!?」




善逸はどんどん距離を詰める




私はついに肘掛けに身体が当たった




善逸「これで逃げられないね」




善逸は私の前と後ろに手を伸ばし、肘掛けを掴んだ




善逸「本当可愛い…」




私は顔をそむける




すると後ろ側にいた善逸の手が私の髪を耳にかける




善逸「耳真っ赤だよ？意識しちゃった？」




耳元で囁く善逸の腕を押す




『違う』




善逸「説得力ないぞ！目でも耳でも分かるんだから」




善逸が「可愛いねぇ」と前に居た手で頭を撫でる




無一郎「何してるの？」




…！




顔を上げると、無一郎が居た

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