【鬼滅の刃】私のクラスは恋愛禁止！【時透無一郎・我妻善逸】「続編」

59話 有一郎編 【選択肢】 ページ11

靴を履き替えて校門を出ると、後ろから声がする




A「有一郎！助けて！」




えっ、A？




『どうした？』




Aは、何かを言い合う弟と善逸に手を向ける




五本指を向けるところ本当に良い子だと思う




そんなAを見たあと、弟達を見て呆れる




『あいつら、何してんの？』




Aを見ると、眉を下げ不安そうに俺を見ていた




A「一緒に帰ってくれない？バレる前に…」




そういうことか…




『あぁ…良いぞ』




A「ありがとう、ゆう兄ぃ〜！」




兄ぃ…当たり前だ、Aは俺のことを兄のようにしか思っていない




A「えっ？」




あっ、口に出してた




『なんでもない、行くぞ』




歩き出す俺に焦りながら着いてくる




可愛い妹…だけど…




そう思う事が出来なくなってきた…




ーーーーー
帰り道で、善逸達の事を話してくれた




『なるほどな』




A「私は無一郎以外好きにならないのに…」




『分かってる』




落ちた声で言うAの頭を撫でる




『お前は他の男に目移りなんてしないって』




すると「もちろん」と愛らしく微笑む




抱きしめたい…けど、この笑顔は俺に向けられたものじゃない




ーーーーー
Aを送り、無一郎の帰りを待っているとドアの開閉音と共に、帰宅を伝える声がする




『おかえり、無一郎ちょっと来い』




無一郎「なぁに？兄さん」




無一郎が俺の前の席に座る




『今日、Aと帰って来た』




無一郎「えっ!?兄さんと!?」




そんなに驚くことか？




『Aがお前達が喧嘩してるからと、俺に助けを求めてきたんだ』




無一郎「居なくなったと思ったら兄さんと居たんだ…ある意味良かったけど…」




『お前、Aを渡したりしないよな？』




無一郎「当たり前じゃん！」




『そうか、なら良いけど…お前が取り乱すんじゃ駄目だ、Aの選択肢はお前達だけじゃない』




俺だって期待を持ちたい…その選択肢の中に入りたい…




無一郎「分かった、困らせないようにする…ねぇ、その選択肢って…」




無一郎が少し不安そうに聞く




無一郎「兄さんも入ってるの？」




…！




『入ってるわけ無いだろ？Aは俺のことを兄の様としか思ってない』




無一郎「そっか、良かった」




無一郎すまない…Aの選択肢に俺は入っていない、お前達の邪魔はしたくないけど…









俺はAが好きだ…

60話 【家で相談】→←58話 【怖いよ…！】

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す