93話 【お前達のクラスは…】 ページ45
行き先は分かってる…
ーーーーー
やっと校門が見えてきて、安心と焦りが混ざり私の頭はごちゃごちゃになっていた
早く!早く!
階段を登り職員室へと走る
そして見えてきたのは…
冨岡先生と王来さんが話す姿…
『冨岡先生!』
王来さん「あっ本人が来ました!早く罰を!」
私が冨岡先生の前に立つと、先生は王来さんの顔の前に手を出した
『先…生…ごめん…なさい…私のせいなんです…無一郎は…悪く無いんです…』
息を切らしながら言う私の言葉を、冨岡先生は遮らず最後まで聞いてくれた
冨岡先生「………話す事がある、こい」
背中を向けた先生にもう一度、無一郎は悪くない事を説明した
『だから…私だけ…』
無一郎「違うよ!!」
A 冨岡先生 王来さん「…!」
無一郎…なんで…?
無一郎「先生、僕が悪いんです!Aは嘘をつくのを断ったんです、でも…僕が無理矢理説得しました!そのくらい別れたくなかったと言えば言い訳ですが…Aは悪くないんです!」
無理矢理?違う…無理矢理なんかじゃ!
『無理矢理なんかじゃ無いです!私が…』
冨岡先生「ちょっと静かにしろ…」
A 無一郎「…!………」
冨岡先生「此処で話すことにする…おまえ達のクラス、茸組は恋愛禁止が解除される」
………
A 無一郎 王来さん「えっ?」
冨岡先生「今さっき職員会議で決まった」
王来さん「そんなの…ずるいじゃない!!」
王来さんは私の胸元の服を掴んだ
王来さん「なんで!?なんで!?どうしてあなただけ!」
『王来さ…』
王来さん「煩い!私を呼ぶな!私のどこがあなたに劣ってるの!?」
冨岡先生「やめろ!」
冨岡先生が王来さんの手を掴む、急に胸元が軽くなりふらつく私を、無一郎が支えてくれた
無一郎「お願いだ…王来さん…」
王来さん「…無一郎君」
無一郎「もうやめて欲しい…君の気持ちを受け取ることは出来ない…」
王来さん「………私じゃ駄目なの…?」
無一郎「うん…君みたいな人をぶったり傷つける子は…嫌い…!」
王来さん「ごめんなさい…」
『王来さん…』
王来さん「謝るから、消えるから…嫌いにならないで…」
無一郎「Aに謝って」
静かに近づく王来さんのそばに、私もゆっくり歩み寄った
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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alice rose(プロフ) - Aさん» ありがとうございます!読んで頂けてとっても嬉しいです(≧∀≦) (2020年12月14日 21時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
A - 無一郎が可愛過ぎました/// (2020年12月14日 20時) (レス) id: 02ac65e34b (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - ゆんさん» ありがとうございます(≧∀≦)そうなんです…私も「好きよぉ…ごめんねぇ…( ;∀;)」と心の中で泣きながら書いていました、それでも面白かったと言って頂けてすっごく嬉しいです!また次の作品も暇つぶしに見てくださると嬉しいです、ありがとうございましたm(_ _)m (2020年10月26日 20時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - お疲れ様でした!最後まで見ることが出来て良かったです!私も善逸が好きなんで、ちょっとあれでしたね。でもとっても面白かったです! (2020年10月26日 17時) (レス) id: 90cba439c8 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - お豆腐くん。さん» こちらこそ…最後まで見て下さりありがとうございました( ;∀;)楽しんで頂けて本当に嬉しいです、また別の作品で出会える事を楽しみにしています(≧∀≦) (2020年10月25日 20時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:alice rose x他1人 | 作成日時:2020年10月5日 7時