【鬼滅の刃】大正☆ツンラブ★ストーリー 【嘴平伊之助】【時透無一郎】

弐拾陸ノ恋 【素直じゃねぇのは…】 ページ27

伊之助side

『おい姫子！今日の晩飯は衣のやつにしろよ!!』




腹の言うとおりに動く俺は、子分らと話す姫子に近付いた




姫花「一昨日天ぷらにしたでしょ」




…？何だこいつ？俺の顔も見ねぇで、それに…




『俺様が食いたいって言ってんだぞ!?』




姫花「そんなに食べたいなら自分で作りなよ！」




また急に怒鳴りだしやがった、何でだよ…




『俺が作るんじゃ意味ねぇんだよ!!』




姫花「なんでよ!!」




『それは…』




俺が俺に作っても…




他のやつが作っても…




お前の料理じゃねぇと…




満足出来ねぇんだよ…




『ふん！作りたくねぇなら知らねぇ!!!紋治郎！紋逸！山行くぞ!!!』




何で分かんねぇんだ…!!




ドシドシ…！




紋逸「なぁ、伊之助？姫花ちゃん来てないけど？」




『…！は!?』




美緒「親分、迎えに行ってあげてくれる？(ニヤニヤ)」




善逸「そうだね、それが良いよ(ニヤニヤ)」





なんだコイツら、ニヤニヤして気持ちわりぃ！




『だぁぁ！分かったよ！親分だから仕方なくな!!』




俺は仕方なくアイツの所に戻った




ドタドタ!!




姫花「ん…？なに…」




ガシッ！




姫花「はぇ!?」




ビービーうるせぇ姫乃の腕を掴んで引っ張る




そしてそのまま山に連れて行った




ーーーーー
『子分ら！餓鬼連れてきたぞ!!』




姫花「…餓鬼？私が!?」




紋治郎「伊之助、そんな風に言ったら駄目だ！そもそも、伊之助が勝手に拗ねたんだろ？」




…！別に拗ねてなんか…




ねぇよ…




姫花「はぁ…もういいよ、弱味噌…」




…！はぁ…!?俺様が!!




ぶっ飛ばそうと思ったけど、美穂を連れてズカズカ山に入っちまった




『チッ！どっちが弱味噌だ！この弱味噌！』




紋治郎「はぁ…」




紋逸「やれやれ…伊之助も素直じゃないな…」




『は？』




紋治郎「俺達も先行ってるぞ〜！」




『お、おい!!』




なんだそれ…




俺も…素直じゃねぇのか…？

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