【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…「続・続編」

78話 【朝だよ】 ページ6

私は立ち上がり、顔を洗ってから、台所に向かう




アオイ「おはよう」




そこには、かっぽう着姿のアオイが居た




『おはよう、そんなに寝坊しちゃった!?』




するとアオイは笑いながら私を見た




アオイ「ううん、いつも通りだよ」




食卓を見ると、殆どの料理が完成していた




アオイからは期待と不安の感情がする




なるほどね…




『今日、伊之助が大好きなお昼ご飯、アオイが作ってくれない？』




アオイ「えっ良いの？」




『うん、夜ご飯は作りたいものがあるからあれだけど』




アオイは「嬉しい…」と爽やかな笑顔を見せた




私は部屋に戻った




ーーーーー
ガチャ…




『……』




炭治郎 善逸 伊之助「スー… スー… ガァァ」




寝てる…アオイが早起きして、朝ごはんを作ってくれてるのに




善逸も、わざわざ自分のベッドに移動してまで寝てる…




私はまず炭治郎に近づいた




『炭治郎、朝だよ』




肩を叩きながら声をかける




炭治郎「うーん…A、おはよう」




『おはよう』




炭治郎は起き上がって小さく欠伸する




炭治郎「まだ善逸達は起きてないのか」




『うん、炭治郎は声かけたらすぐ起きてくれるから、最初に起こしたの』




炭治郎「そうか、じゃあ…」




ギュ…




『…！』




炭治郎が私のお腹辺りを抱きしめ、顔を埋める




『どうしたの…？』




私は前かがみになり炭治郎に小声で言う




炭治郎「甘え…」




一瞬クラっとなった、そうだった…『甘えさせてあげる』って言ったね…




炭治郎「ありがとう、ちゃんと起きるよ」




『うん』




炭治郎は顔を洗いに行った




炭治郎の背中を見届けたあと、クルッと大の字で寝る伊之助を見る




『伊之助ー、朝だよ』




お腹を叩きながら声をかける




ベッドの横にしゃがんで被り物を上にあげる




『アオイの朝ごはん食べないの？』




静かに閉じてた綺麗な目がパッと開く




伊之助「食う」




そう言ってバッと起き上がる、その勢いで少しあげてた被り物が落ちる




『おはよう』




伊之助「おう、A子！」




伊之助がニカッと笑いながら私を見る




『今日も綺麗な顔だね』




伊之助は「そうか？」と言いながら被り物を被る




『炭治郎顔洗いに行ったから、伊之助も行っておいで』




「おう！」とドタドタ走りながら炭治郎の所に向かった




残るはあと1人…




善逸の横にしゃがむ




やっぱ寝顔かっこいいな…

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