93話 【俺がやらなきゃ駄目なんだ】 ページ22
『炭治郎にばっか頼って、ごめんね』
炭治郎「良いんだぞ、気にしないでたくさん食べてくれ」
『ありがとう』と、箸を動かす
炭治郎と玄弥の会話には参加しなかった
男の子同士の会話だし、玄弥は私と目が合うと凄い勢いで目をそらして、恥ずかしそうな感情がするから触れないでおこうと、距離を取ってる
伊之助「ハハハハ、お前呼吸使えねぇのか!?雑魚だな!」
伊之助の一言で玄弥と喧嘩が始まってしまった
炭治郎に「伊之助に座ってくれ」と言われ、お腹辺りに座る
伊之助「おいA子!俺の腹からどけ!」
ワー!ワー!騒ぐ伊之助を無視して、周りを見る…
善逸がいない
『炭治郎…善逸知らない?』
炭治郎「それがな、さっき善逸に声をかけたんだけど…いつもと様子が違ったんだ…」
『様子…』
炭治郎の訓練を見てる時はいつもの善逸だった…何かあったのかな…?
炭治郎「大丈夫か?瞳が黄緑色だぞ」
『えっ?』と顔をあげる、黄緑色…聞いたことない
炭治郎「不安なんだな、善逸の所に行ってあげてくれさっきは岩の近くにいたぞ」
『行ってくる、ありがとう』
ーーーーー
しばらく森を歩いていると、岩の上に座る善逸を見つけた
『居た…善逸!』
岩の下に寄り声をかける
『大丈夫…?何かあったの?』
善逸「大丈夫だよ、心配しないで」
善逸は背を向けたまま静かに言った
『善逸、こっち向いてよ…力になりたいの』
岩におでこをつける
善逸「俺の周りは優しい人ばかりだな、さっき炭治郎にも言ったけど…AちゃんにはAちゃんのやるべきことをして欲しい」
『でも…心配だよ…』
善逸「本当に優しいね、ありがとう…でも、これは絶対に俺がやらなきゃ駄目なんだ」
善逸からは、心を打たれるほど真っ直ぐな決意の感情が伝わる
『分かった』と私は静かにお屋敷に戻る
ーーーーー
夜になった、炭治郎は次の訓練に向かってしまったから、私がまかないを作った
と言っても、殆どの隊士が諦めて山を降りていってしまったから、半分以上伊之助が食べた
『善逸に届けてくるね』
伊之助「おう」
ーーーーー
岩の下で隊服のボタン閉める善逸が見えた
『善逸、ご飯置いとくね』
切り株におぼんを置く
羽織も着終えた善逸が「ありがとう」と微笑んだ
『うん』と背を向けお屋敷へと歩く
けど…足は地面に触れなかった
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ゆり - とても良かったです。ありがとうございます。お疲れ様でした。ありがとうございました。 (2021年10月24日 20時) (レス) @page40 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
空 - alice roseさん» とんでもなぁい(*;[];)......改めましておめでとうございます!素敵な作品を作っていただいたこと感謝いたします私全く飽きずに全部一気に読めるくらい話が入りやすく面白かったです!お疲れ様でした (2020年9月25日 19時) (レス) id: 04eeb6e7ed (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - 空さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて本当に嬉しいです(≧∀≦)何度もネタに迷ったのですが、無事に完結できて良かったです。最後まで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m (2020年9月25日 7時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
空 - 完結おめでとうございます!いいお話すぎ (2020年9月25日 0時) (レス) id: 04eeb6e7ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:alice rose x他1人 | 作成日時:2020年9月11日 21時