【stpr】Dark Strawberry Land -２-

＊６８話＊【疑問】 ページ21

「俺のとこに日記とか鍵あんのかな？」って…




まぁないか、あったとしても案内人のメリット何もないだろうし




なーくん「鍵の心当たりはあるの？」




『ううん、全然…』




なーくん「そっかぁ、まぁでもさ！まだこの後レストランとかショップとかあるし、アトラクションもまだまだ残ってるからさ、絶対見つかるよ！」




『うん、でも…レストランやショップって私入っても良いの？』




レストランやショップには案内人とか管理人は居ないだろうし、勝手に調べてもいいのかな




なーくん「勿論良いよ？寧ろ何でそう思ったの？」




『ほら、レストランやショップとかには管理人は居ないかなって』




『私、泥棒みたいじゃん』と笑うと、なーくんも「大丈夫だよ〜！」と笑った




レストランとショップって開店？してるのかな




レストランとか衛生面酷そうだし…ショップも買いたいものもう無いけど




一応お金はまだ残ってるから、もし「お金払って」と言われても平気だけど…莉犬が言ってたみたいに、お金を持ってない小さな子達が餓○しちゃったっていうのがあるからちょっと怖いな…




お腹ぺこぺこではないけど…この後のレストラン、ちょっと気になるな…ちゃんとお金払えばご飯作ってくれるかな？




なんて事を考えてる内に、操作室に着いた




なーくん「鍵空いてるからど〜ぞ〜」




『は〜い』




扉を開けてくれる紳士ななーくんに『ありがとう』と言って操作室に入った




もう説明も要らない操作室、何だかんだで操作室で日記見つけた事ないよね…




もしかして今回はあったりするかな？




念入り探そう…




私は操作室を今まで以上に調べた




そしてさっき気になった事を、やっぱりなーくんに聞くことにした




『なーくん』




なーくん「うん〜？」




『なーくんはっていうか…案内人はさ、自分で日記とか鍵探さないの？』




なーくん「どゆこと？」




『私が鍵やヒントになりそうな日記を探してる事を知ってるじゃない？だから、「(自分の管理してるアトラクションにはあるのかな？)」とか「(あるとしたら何処だろう？)」とかって思って、探したりしないの？』




なーくん「あぁ〜確かにそう言われればそうだね…でも俺、そんな事考えもしなかった」




「(意外な返答)」と思いながら『そう』と頷く




なーくん「だってもしも日記か鍵を、偶然Aが来る前にここで見つけてても…俺はAに渡すよ」




『……えっ？』

＊６９話＊【帰りたい】→←＊６７話＊【6人目の案内人】

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