【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…「続編」

アオイ編 【あんな完璧な人にはなれない】 ページ8

A「アオイ！善逸が起きたら…」




『分かってる、行ってらっしゃい』とAに手を振る




とても優しくて可愛くて強い、私とは正反対のような人…




ーーーーー
Aが任務にいってから少ししてから大きな声が聞こえた




なほ「アオイさん、来てください！伊之助さんが目を覚ましました！」




伊之助さんが…!?




私は急いで部屋に行く




ーーーーー
ガチャ！




『大丈夫ですか!?伊之助さん！』




伊之助「おう！風邪も引いてねぇ！」




腕組みをしながら言う…良かった




今日はしのぶ様が留守なので、私が検査した




嬉しさと何かのせいで手が震えた…




ーーーーー
検査が終わってから…洗濯を再開する




伊之助さんが気になる…最初は全く興味が無かったけど…Aの話を聞くと心が惹かれていった




話の内容は全てAがされたことなのに、何故か自分がされたように捉えてしまう…




Aが羨ましい…けど、あんな完璧な人にはなれない




ーーーーー
しばらくしてから、Aが帰って来た




傷一つない身体で台所に立った…今日の鬼は強いと聞いていたのに…




『A、今日は私も手伝って良い？』




A「もちろん、助かるよ」




安心してかっぽう着を着る




A「今日は伊之助にふやかした天ぷらとお粥を作って、みんなには親子丼を作ろうと思ってるの」




私も作りたい…けど、Aが作ったほうが美味しいし伊之助さんも喜ぶ




『それじゃあ、親子丼を手伝うね』




Aは綺麗な瞳を開け、ポカンとした




『どうしたの？ポカンとして、伊之助さんに天ぷらを作るんでしょ？善逸さんの時より大変なんだから』




そう言って私達は料理を始めた…隣にいるAの器用さを見て、出来ないことは無いの？と思った




A「出来た…アオイ、これ伊之助達の所に持っていってくれない?」




『えっ？』と情けない声が出る




否定しても、丸め込まれてしまった




ーーーーー
ガチャ…




『善逸さん、伊之助さん夜ご飯です』




善逸さんに渡し、伊之助さんにもおぼんを置いた




『…？何か？』




伊之助さんは私を見たあと、天ぷらを食べ始めた




伊之助「美味ぇ！これ、歯ごたえねぇのに美味ぇ！」




伊之助さんは目を輝かせながら、天ぷらとお粥を食べた




羨ましい…私の料理もこんなふうに食べて欲しい…




けど…私の想いは届かない

伊之助さんは…




Aが好き…

伊之助編 【紋逸には…すんのに…】→←42話 【ごめんね、伊之助】

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