【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…「続編」

59話 【お饅頭】 ページ32

私は、夜ご飯を作り始めた




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ご飯を作り上げて、皆を呼んだ




善逸「あっ！Aちゃん、お帰り！」




善逸の顔を見て少しドキッとする




善逸はいつも通りなんだから、私も自然に…




『うん、ただいま！』




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ご飯を食べ終え、食器を洗う




棚からお饅頭用のお皿を出して、紙袋の横に置く




『ん？』




今、禰豆子が居たような…




お饅頭…欲しいならあるからあげるのに




そう思って、台所を出て少し廊下を歩く




小さくなった禰豆子は、足が早いからなぁ…気のせいかもしれないし




ーーーーー
台所に戻って紙袋を開ける




…えっ？




…無い、何も入っていない…




紙袋をひっくり返しても、机の下を見ても1つにもない




『何で無いの…？』




さっき以外ずっと台所に居た、ご飯を食べてる時もみんな居た




私はとりあえず紙袋をたたみ、お皿をしまって台所を出た




ーーーーー
部屋に戻ろうと禰豆子の部屋の前を通る…




善逸「ありがとう禰豆子ちゃん！」




…！善逸の声だ…




妹と遊んでるだけ、そんな感覚で通り過ぎようとした…




善逸「このお饅頭食べたかったの良く分かったね!?」




…えっ？お饅頭？




私は駄目だと分かっているけど、扉から少し覗いた




善逸「ん！しかもこしあんだ！禰豆子ちゃんは俺の好きな物何でも分かるんだね」




善逸が笑顔で食べているのは…私が買って来たお饅頭だ…




禰豆子「よ…良かったねぇ」




禰豆子が渡したの…？




あの時見た禰豆子は、本当に居たの…？




何でそんなことするの…




善逸「本当にありがとう、禰豆子ちゃん…大好きだよ！」




………善逸は禰豆子の頭を撫でながら言った




嘘つき…あの時は嘘をついていなかったかも知れない…けど、今禰豆子に惚れたなら




善逸は…嘘つき




善逸「…ん？Aちゃん？」




…！気づかれた




バッ！




善逸「あっ、Aちゃん？何で逃げるの!?」




来ないでよ…私が好きとか言うなら一途に思ってよ…




私は善逸しか、恋愛対象で見たことないのに…




善逸「Aちゃん！」




ガシッ！




庭の縁側で腕を掴まれた




『離して…』




善逸「何で怒ってるの!?」




『離してよ！』




善逸の手を振り解いて、見る




そしてすぐに、玄関へ走り出した




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蝶屋敷を出て走る




『ウ…ウゥ…』




泣きながら走った、色んな感情が込み上げてきた

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