【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…「続編」

54話 【それを使え！炭治郎！】 ページ25

霞柱様「う…うーん…」




鉄穴森さん「あっ！お…起きた！A嬢起きました！」




良かった…




私は刀を抜き、霞柱様の元へ行く




『大丈夫ですか？』




霞柱様「うん、ありがとうA」




『いいえ』




私は微笑み言った




霞柱様「あっ！手…！」




『あっ…』と手を隠す




霞柱様「何で隠すの？出して…包帯巻くから」




私はゆっくり手を出す




霞柱様「柱失格だね…まだ癸の君にこんな事させて、助けて貰うなんて」




包帯を巻きながら霞柱様が言う




『そんな事無いです！霞柱様は私を何度も助けて下さいました、これは恩返しです…何も言わずに受け取って下さい』




霞柱様「ありがとう…」




キュッ…




霞柱様「炭治郎達の所に行こう」




『はい』




霞柱様「あっ！でもその前に…」




霞柱様が刀を研いでいる銅鐵塚さんに歩み寄る




霞柱様「借りるね」




バッ！




銅鐵塚さん「おい！何してんだ！まだそれは研ぎ終わってない！」




私は霞柱様を追いかける




後ろから、般若のような顔をした銅鐵塚さんが追いかけてくる




霞柱様「もう…必要なんだからしょうがないじゃん」




ーーーーー
しばらく走ると崖があった、その下に…




『炭治郎！』




ヒュンッ！




霞柱様「使え！炭治郎それを使え!!」




銅鐵塚さん「返せ！ふざけるな殺すぞ使うな、第一段階までしか研いでないんだ返せ！」




霞柱様に突っかかる銅鐵塚さんを、私と鉄穴森さんで止める




『朝が近い！逃げられちゃう！』




霞柱様を叩く銅鐵塚さんの手を止めながら言う




朝日が上ってきた




『禰豆子!!』




降りようとする私を霞柱様が止める




霞柱様「行くな！ここから降りたらどうなると思ってるの!?」




『呼吸を使えば行けます！だから…』




霞柱様「それじゃあAが持たない！炭治郎達ならやれる！仲間なら一番分かってるはずでしょ!?」




…！




私は崖から離れた




大丈夫…炭治郎達なら…倒せる…！




ーーーーー
炭治郎達が見えなくなり、里の方へと歩く




…！




『炭治郎！』




禰豆子におぶられた炭治郎に駆け寄る




霞柱様「炭治郎大丈夫？」




炭治郎「あ…A…時透君…良かった…無事で…刀…ありがとう…」




霞柱様「こっちこそありがとう…君のおかげで父からの言葉を思い出せた」




炭治郎「え…そんな何もしてないよ俺…」




『それにしても禰豆子はどうなってるの？』

55話 【勘違い】→←無一郎編 【本当に良い子だね】

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