【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…「続編」

善逸編1/2 【初めて見る瞳の色】 ページ29

Aちゃんが気を失って帰ってきてから三日が経った…




柱が一緒いたらしいけど、戦った相手は上弦の鬼…




俺は三日間、さっきの任務の時以外はずっとAちゃんの側に居た




握っている手が少し動く…




顔を上げると




『眼が覚めた!?Aちゃん！』




Aちゃんが俺の顔を見る…




『良かった…Aちゃん三日間眼を覚まさなかったんだよ…？』




するとAちゃんは慌てたように起き上がる




『あぁ！駄目だよ、まだ寝てなきゃ！』




A「炭治郎は!?」




『えっ？炭治郎はまだ起きてないよ』




A「禰豆子は!?」




『禰豆子ちゃんなら、ずぅと寝ててさっき起きたんだよ』




A「無事なの…？」




Aちゃんが水色の瞳で言う




『うん、お日様の下トコトコ歩いてて、俺も任務から帰ってきた時吃驚したよ…』




A「行かなくていいの…？」




『えっ？』




A「私起きたよ…禰豆子の所…行かなくていいの…？」




まただ…俺は下を向く




『Aちゃん…前から思ってたこと聞いていい？』




A「うん…」




『何で事あるごとに、禰豆子ちゃんが出てくるの？』




A「…？」




『俺が心配したり、Aちゃんの近くに居ると、すぐ禰豆子ちゃんが出てくるじゃん』




A「それは…善逸が禰豆子の事好きだから…時間が勿体ないと思って」




『俺は居たくてここに居るの…！Aちゃんが起きたときに、誰よりも先に会いたかったから…』




俺は顔を上げ、Aちゃんを見つめる




『もう、禰豆子ちゃんの所に行ってとか言わないで…俺が居る時は何も考えず、俺を頼って…甘えて…』




お願いだから…




Aちゃんの頬を触る




『Aちゃんは勘違いしてる…禰豆子ちゃんの事は好きだよ？けど、それは妹のような好きで恋愛対象じゃない…』




A「そうだったんだ…ごめんね善逸」




『謝らないで良いよ、その代わり…』




Aちゃんを抱き寄せる




『俺が居る時は…頼って？甘えて？』




頷いたAの頭を離して、見つめる




今しか…伝えられない…




『好きだよ…Aちゃん』




俺は、恥ずかしさを耐えながらAちゃんの瞳を見つめる




すると…Aちゃんの瞳が桃色に変わった…




水色は前に"心配"や"悲しんでる"時だと教えてくれた




けど…桃色は？




今のAちゃんからは、俺と同じくらい恥ずかしがってる音がする

善逸2/2 【正直な口】→←57話 【椿のお饅頭屋さん】

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す