【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…「続編」

53話 【七変雨】 ページ23

霞柱様「本当に大丈夫だよ…」




鉄穴森さん「んっ？何かハァハァして…ちょっとあなた…」




霞柱様「いいからさきみは、こてつくんのところへいってくれないか」




おえっ…




鉄穴森さん「泡吹いてますよ!!」




バタンッ！




鉄穴森さん「うわあああ！時透殿！」




『霞柱様！』




私は霞柱様に駆け寄る




『どうしよう…まだ毒が残ってんだ…あんなぽっちの血じゃ…』




鉄穴森さん「A嬢！血とはなんのことですか!?やばいやばい、死ぬのかな？どうすれば…銅鐵塚さん！またガン無視かよ！うわ〜泡が詰まって…」




小鉄君「横に向けた方が良いですよ」




…！振り向くと小鉄君が居た




私は霞柱様の頭を横向きにして、膝に乗せた




鉄穴森さん「小鉄君の亡霊!!」




小鉄君「いや、死んでないですから」




鉄穴森さん「亡霊は気づかないんですよ！それに生きてるなら今までどこに!?」




小鉄君「いや、これを落として拾いに行ってただけで」




そう言って小鉄君はゴソゴソと何か取り出した




小鉄君「炭治郎さんから預かってたんですよ、新しい刀につけて欲しいって」




炎柱様の…鍔…




〜炎柱様「良く対応した！偉いぞ！」〜




………




霞柱様を見ると、泣いていた…




『とりあえず、私が霞柱様を回復させます』




鉄穴森さん「へ？A嬢、そんな事を出来るのですか？」




『鉄穴森さん、霞柱様をこのまま支えて貰えますか？』




鉄穴森さん「え？構いませんけど…本当に何をするのですか？」




私は霞柱様を鉄穴森さんに預け、刀を抜く




鉄穴森さん「A嬢？本当に何をするのですか？」




シャッ！




私は右手で刀の先を掴みながら、左手で刀を上に引いた




鉄穴森さん「本当に何をしているのですかA嬢オオオオ!!!」




『夜の呼吸 漆ノ型 七変雨 治癒』




グサッ！




鉄穴森「A嬢…血が…血が滴ってぇ！早く手当…を…」




サー…




鉄穴森さん「雨？ぬ…濡れない！」




『鉄穴森さん、目を覚まされたら教えて下さい、目覚めなかったら…もっと血を足します』




鉄穴森さん「えぇ!?これ、時透殿早く起きなさい！」




鉄穴森さんは霞柱様の頭をペシペシと叩いた




失敗したかも…もっと近くですれば良かった




七変雨は刀が地面から抜けるか、私が手を離すと終わってしまう、有力な雨ほど血を使う、水の中や地面が無い場所では何の役にもたてない…




霞柱様「う…うーん…」

無一郎編 【本当に良い子だね】→←52話 【霞柱様を悪く言わないで下さる？】

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