【stpr】愛する妹が彼氏を連れてきた【桃】【青】

5話【99.99％】 ページ6

俺が帰ると、よく勉強道具を広げたままリビングの机で寝ていたんだ




〜〜〜〜〜
『俺たちは普通に生きてきた訳じゃない、俺はシスコンかもしれないけど…それくらいにAを大切に思ってる、俺にはもう…Aしか居ないんだ』




ヤギ野郎「……」




『だから、そんなたった1人の妹を傷付けられたくない…』




ヤギ野郎「……」




『出来ることならどこにも嫁がせたくない』




A「お兄ちゃんっ!!」




『ごめん、本音出た』




とにかく俺が言いたいのは…




『だから、申し訳ないけどAのことは諦m…』




ヤギ野郎「分かりました」




『えっマジで？』




まだ、『Aのことは諦めろ』って言い切ってないのに…飲み込みが早いとこあんじゃん




ヤギ野郎「Aとの交際を認めて下さい」




『ん、ん？なんでそうなった？』




ヤギ野郎「Aの生い立ちを聞いたからってAを諦めたりなんかしません、僕は偏見を持ちませんし…Aの人柄や仕草などに惹かれたんです…！だから絶対、お兄さんに認めて貰います！」




はぁぁぁ!??




おい、返せ今の俺の時間を!!!なんのために説得したと思ってんだよ!!!




ここは、「Aを幸せに出来るのはお兄さんだけだ…僕じゃ無理だ…」ってなって諦めるところだろ〜が!!!




開き直ってんじゃねぇよクソガキ!!!




A「ころちゃん…凄く嬉しい、ありがとう」




ヤギ野郎「本心を言っただけだよ」




お〜いゴラァ！イチャイチャすんなゴラァ!!!




『チッ、Aもめんどくさい奴に好かれたな…』




A「…？『好かれた』っていうか、私も好きなんだけど」




『はい、お兄ちゃん傷付きました』




はぁ…




仕方ない、話くらいは聞いてやるか…




コイツもAのこと本気みたいだし、品定めだな…




『取り敢えず、話は聞いてやる』




A「お兄ちゃんっ！ありがとう〜！」




ヤギ野郎「ありがとうございますっ！」




『ただ貴様！勘違いすんなよ!?』




俺はビッとヤギ野郎を指さす




『俺は貴様みたいなヤギ野郎を、千年に一度の超絶可愛い俺の妹の彼氏として認める気は99.99％ない！Aを傷付けたり、浮ついたり、調子乗ったりしたらすぐ粛清だからな？せいぜい俺のご機嫌取りに励みやがれ』




ちなみに俺がご機嫌になるには全部Aが必要だから、貴様がAと別れれば俺は大変ご機嫌になるぞ

6話【終始不満】→←4話【兄妹の過去】

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

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おみくじ結果は「末凶」でした！

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