4話【兄妹の過去】 ページ5
コイツはマリ〇か?で、俺はクッ〇でAがピー〇姫ってこと…?
悪者からお姫様を助けるヒーロー気取りしてんのか?
俺だって、俺だってAが大好きだ…
誰よりも大切だし、誰よりも愛してる…
妹だし、家族だし…もう俺に残ってるのはAしか居ないんだよ
『お前、知ってるのか?俺たちが今まで、どうやって生きてきたか…』
ヤギ野郎「えっ?」
A「お兄ちゃんっ…」
『俺が13歳、Aが9歳の頃に……俺たちの両親は事故で〇んだ』
〜〜〜〜〜
両親は国際系の仕事をしていた
だからAが小学生に上がってから、海外への出張に行くことが多くなった
その日も、両親は飛行機でシンガポールに向かっていた
だけどその飛行機が不運にも墜落して、俺たちの両親は2人して〇んだ
会社からの電話を貰った時、俺は信じたくなかった
『(これからどう生きれば良いんだ?)』って、『(Aにどう伝えれば良いんだ?)』って…
受話器を戻したまま片手に固まる俺を、Aは心配そうに見つめる
Aは…まだ9歳、小学校低学年だ
でも、隠すことは出来ないから話した
そしたらAは、今にもこぼれ落ちそうな涙を必死に堪えて俺にこう言ったんだ
A「私、ドジだし…いつもお兄ちゃんを困らせてばっかだけど、少しでもお兄ちゃんの力になるように頑張るからっ…2人で頑張って生きていこう?」
小学生の子が、中学生の俺にそう言ったんだよ
だからその時誓った、『(Aは俺が一生守る)』って…
幸いにも、両親は俺たちに多額の貯金と家を残してくれた
両親以外に親戚もいないから、Aは施設に送られそうになったけど必死に止めた
それから俺は高校生になってバイトをした
何個も掛け持ちして、Aを大学に行かせるために働いた
Aは凄く勉強が出来る子だったから、大学は推薦で楽々受かった
その頃の俺は今の会社に就職していたから、俺の収入と親の貯金から大学進学のお金を払ってAは大学に入った
Aは、良い子だし賢い…大学も卒業しているから会社でも立派に働いてると思う
けど勘違いしないで欲しい…Aは過酷な環境の中で必死に努力してきてくれたんだ
俺はバイトしてるから帰りが遅くて、Aにはほぼ毎日、自炊するか冷凍食品を食べて貰っていた…
俺が帰ると、よく勉強道具を広げたままリビングの机で寝ていたんだ
- 金 運: ★☆☆☆☆
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星奈(プロフ) - この作品も、続き見たいなぁ… (5月30日 22時) (レス) id: 91cc59a311 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose(プロフ) - 美音さん» 楽しく読んで頂けてとても嬉しいです!更新頑張ります(●´ω`●) (2022年8月31日 21時) (レス) id: 3e6a404999 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose(プロフ) - 紗斗さん» 返信遅れてごめんなさい…!分かります、理想高くなりそうですよね(●´ω`●) (2022年8月31日 21時) (レス) id: 3e6a404999 (このIDを非表示/違反報告)
美音 - この話めっちゃ好きですwwwwさっき爆笑してました!特に埼玉出身のところwwww (2022年8月29日 4時) (レス) @page3 id: a9780662c0 (このIDを非表示/違反報告)
紗斗 - 東雲ゆあさん。それなです。お兄ちゃんではなく「さとみくんみたいなかっこいい」というところが重要です((( (2022年8月20日 10時) (レス) id: 3656fed0ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:alice rose | 作成日時:2022年7月27日 10時