【stpr】毎晩、私が寝ると彼氏が外出する【黄】

＊10話＊【疑問】 ページ11

※お星様が莉犬くんカラーになりました！本当に本当にありがとうございますっ！m(*_ _)m
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えっ…？撫でた…？




るぅとくん「すぐ戻るから…今日も良い子で寝ててね…」




チュ…




そして、優しくおでこに彼の口付けが落とされた




『………』




ガチャ…




バタン…




気付くと彼は家を出ていた




静かになった家の中、目を開けてポカンと天井を見つめる




そして、ハッとして布団から手を出して指先で自分のおでこに触れた




『…なんで？』




なんで？るぅとくん…




なんでおでこにキスしたの…？




浮気しに行ってるんじゃないの…？




なんであんなに優しく…




私の事好きなの？じゃあなんで毎晩出かけるの？




…分かんない




『分かんないよ、るぅとくんっ…』




ーーーーー
今日は昨日と違って、ちゃんと彼よりも先に起きた




起きた時、私の方を向いて寝息を立てていた彼の頭を思わず撫でたくなったのは秘密…




本当は夜…彼が帰ってくるまで起きてるつもりだったけどね




なんか虚しくなったのか、あの後そのまま寝てしまった




でも出かける前の彼の行動は分かった、今日未来に相談してみよう




甘い香りが漂うキッチン




彼と私の大好きなフレンチトーストが焼けるのを待ちながら、そんなこと考えた




ーーーーー
『おはようございます〜』




電気のついたスタッフ用の休憩室に入ると、1つのロッカーが開いていた




あのロッカーは…




聖くん「あっ、Aさん！おはようございます〜！」




やっぱり、ロッカーの扉からひょこっと顔を覗かせたのは聖くんだった




『聖くんはいつも早いね』




聖くん「家が近いだけですよ」




そう言って聖くんはまたロッカーの後ろへと消える




きっとエプロンに着替えているんだろう




私も早く着替えなきゃ




自分のロッカーを開けて、鞄などを閉まっていく




着ていたカーディガンを脱いで、エプロンを着る




後ろで紐をリボン結びしている時、ふとあの写真が目に入った




写真の中の彼は、私とぴったり頬をくっつけて笑っている




こんなに大きな笑顔、しばらく見てないな…




聖くん「彼氏さんですか？」




…!!?




突然聖くんの声が真後ろから聞こえた




『わっ…！ひ、聖くん…!!』




振り返ると、聖くんは「アハハッ…！」と八重歯を見せて笑う




おかしくてたまらないというような無邪気な笑顔で…

＊11話＊【誤解】→←＊9話＊【外出準備】

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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西 - この方角に福があるはずです

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