【stpr】依存症【青】

＊9話＊【テスト】 ページ10

『ねぇ、単刀直入に聞くけどころちゃんの事好きなの？』




私はテストをしてみる事にした




女「えぇ!!?///」




女の顔が一気に赤くなる




女「アハハ…バレちゃってたかな…うん、好きだよ…実はさっき告白したんだ…」




「「考える」って言われちゃったけど」と笑う女に問う




『どこが？』




女「えっ？」




『ころちゃんのどこが好きで告白したの？』




「え〜っと」と悩む女にイライラする




すぐに言えないとか終わってるんだけど？




ころちゃんの好きな所、「優しい」とか「ツンデレ」とかありがちな事言わないでね？




好きになって当たり前なんだから…




女「やっぱり優しい所かな！あとちょっとツンデレな所も好き」




はぁ…やっぱ駄目だね、それが最初に出てくるお前は別にころちゃんじゃなくても良いんだよ




『……はぁ…』




私はため息をついて立ち上がりら傘を広げた




『つまんない…』




女「えっ？何、急に…」




私は女を無視して歩き出した




女「ちょ、ちょっと…！」




女も傘を広げて私を追いかける




女「待ちなさいよっ…！」グイッ




『ッ…！』




女が私の肩を掴んで振り返らせた




女「何？『つまんない』って…質問したのは茅ヶ崎さんでしょ？私がころんくんを好きになっちゃ駄目なの？茅ヶ崎さんには関係ないじゃん！」




『関係ある』




ヒスを撒き散らす女に、私は淡々と言った




『ころちゃんが好きになるのは私よ』




女「は？何言ってんの？ころんくんの好きな人が茅ヶ崎さんだなんて、そんな噂聞いた事ないし！…そっか、茅ヶ崎さんもころんくんが好きなんでしょ？だからそんな嘘ついてるんでしょ？」




嘘なんかついてない、私は未来の話をしてるだけ




嘘だって、本当になれば嘘じゃないもの




女「ちょっと顔と頭が良いからって、調子に乗らないでよ…！」




『………』




女「なんか言ったら？」




「ねぇ…！」と女が私に詰め寄る




私はその瞬間少し笑った




女「何笑ってんの？ふざけないで…!!!」




ドンッ




そう言って女が少し私の身体を押した時、私は後ろに倒れた




バシャン…！と水溜まりに倒れ込み、制服が茶色く汚れた




けど少し赤色にも染まった




女「えっ!?嘘…！そんなに、強くは…！」




女が口を抑えて驚くのを見て、私は声を上げた




『あ"ぁぁぁ…!!!』




涙を流して必死に腕を抑える




そう、赤色の正体は私の右腕から滴る血だ

＊10話＊【怪我】→←＊8話＊【行動】

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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あずきいろ

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