*15話*【勉強】 ページ16
スルスルと机の合間を抜け、ころちゃんの近くに立った
『ころちゃん、今お話しても良い?』
ころちゃん「あっ、A!勿論良いよ」
『ありがとう』と言いながら、さり気なく男子達に視線を向ける
男子1「じゃあ俺たちあっち行くわ、楽しい会話を…」
ころちゃん「うん、また後で」
男子達にそう言われたころちゃんは、何処と無く嬉しそうに見えた
ころちゃん「テストどうだった?」
『実はその話がしたかったの』
ころちゃんが引いてくれた椅子に座りながら答える
『私ね、今回のテストも全教科100点取れたの』
ころちゃん「えぇ〜!!!すっげ〜!!」
『エヘへッ…』
ころちゃん「僕なんて全っ然…Aは成績1位とか余裕だろうな…いつも1桁だったし」
『どうだろ、でも今回はもしかしたら1位になれるかもしれない…』
確実だけど、1位になれたらころちゃんは褒めてくれる?
私が隣に相応しいって改めて納得してね
ころちゃん「そうだね…あのさ、図々しいのは分かってるんだけど…」
『…?何?何でも言って?』
ころちゃんは少し照れくさそうに頭をかくと、私の手を握って真っ直ぐ見つめた
ころちゃん「僕に、勉強教えてくれないかな…?」
『へ…?///あぁ、勿論!喜んで…!』
私がそう答えると、「やった〜!」と両手を天井に向かって伸ばすころちゃん
その隣で、私は両頬を手で抑えた
もうっ…そういう所あるんだから、私以外の女にしないでよ?
私の手が暴れちゃうから
『じゃあ放課後に図書室集合ね』
ころちゃん「うん、ありがとう」
私が席を立つと同時に、チャイムが鳴った
そのチャイムに紛れて、少し遠い所から救急車のサイレンが聞こえた
ーーーーー
やっと憂鬱な午後が終わって、今は至福の時間
ころちゃんと2人きりでお勉強会…
なんて幸せなの…
ころちゃん「明日の掲示板楽しみだね」
『うん、本当に学年1位だったらどうしよ…』
ころちゃん「じゃあもし1位だったら、僕がクレープ奢ってあげる」
『…!本当!!?』
ころちゃん「そんなに喜ぶ?」
当たり前じゃない…!命よりも大切な貴方からデートのお誘いだなんて…!
好き…大好き…///
もうすぐ…もうすぐ貴方は…///
完全に私のものになる…///
『ありがとう…ころちゃん…///』
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あや - めちゃくちゃ面白かったです…! (2月29日 0時) (レス) @page42 id: 5265838754 (このIDを非表示/違反報告)
なゃぴ - めちゃめちゃ面白いじゃないですかぁ!反応集の方も楽しみにしてますっ! (6月19日 16時) (レス) @page42 id: 0adac8e8dc (このIDを非表示/違反報告)
わたあめとあめ玉です☆(プロフ) - めちゃくちゃ好きなんですけどっ! (2022年7月10日 17時) (レス) @page41 id: 5b1021fb77 (このIDを非表示/違反報告)
nekomona(プロフ) - 面白いです!!新作楽しみにしてます! (2022年7月9日 12時) (レス) @page42 id: 11bb82532c (このIDを非表示/違反報告)
ぴーち - とってもおもしろかったです!次の新作も楽しみにしてます! (2022年6月7日 5時) (レス) @page42 id: b95fbc91ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:alice rose | 作成日時:2021年8月2日 10時