【stpr】依存症【青】

＊12話＊【邪魔】 ページ13

これでやっと、ころちゃんを害虫から影で守らなくて良くなる




堂々と隣に居られて、追い払える




私は…常にころちゃんを支える立場に居なくてはいけない




決してころちゃんが勉強や運動、その他が出来る……とは言いきれないけど、そういった可愛い面は私がフォローする




そうすればころちゃんは私を頼る、求める…




私に依存する…




私はとっくに依存してる、お互い依存し合えば誰も入る余地などない…




フフッ…あぁ…




お昼休み…どんな反応してくれるかな




テストを破ろうとしてるころちゃんに、頬杖を付きながら視線を向けた




ーーーーー
待望の昼休みが来た




きっところちゃんは購買に行く




着いて行って、そのまま一緒にお昼食べよ




私は最後に髪を整えて、ルンルン気分でころちゃんの元へと向かった




『ころちゃ…』




「茅ヶ崎さ〜ん!!」




『っ…！』




ころちゃんへの呼び掛けは、答えてもらう前に遮られた…




『何？』クルッ




軽く眉を寄せて振り向けば、そこにはクラスの男子が数名




男子1「お昼、俺たちと食べない？」




男子2「メロンパン好きなら買ってあげるよ！」




男子3「ねぇどう？」




どうやらお昼の誘いみたいだけど、生憎私には先約がある




『ごめんね、私別の子と先約があるの』




男子1「そっかぁ…じゃまた今度！」




「バイバーイ」と手を振って教室を出ていく男子に『フッ…』と声が漏れる




ばーか、その今度は一生来ないよ…これから私はころちゃんのものになるんだから




邪魔者達が消えてやっところちゃんの元に行ける




クルッと元の正面に振り返りころちゃんを見た




けど…




「ねぇころんってば〜」




ころちゃん「なんで僕が…」




「良いでしょっ…！ねぇ一緒に行こう？」




ころちゃん「あぁ〜もう…分かったよ…」




「やった〜、優しいころん大好き」




はぁ？




何コイツ…今までこんな奴見た事ない…





あの馬鹿共に話しかけられたせいで、ころちゃんに変な虫が付いちゃったじゃない…!!





ほんと誰？この女…




ころちゃんに想いを寄せる女生徒は何人もいた、けど…どいつもこいつも陰ながら想いを馳せるだけだったから、邪魔にはならないと思って消しては来なかった




告白する奴らは完全に邪魔な虫だから、片っ端から消してきたけど…




この女は何？何処から湧いてきた？

＊13話＊【イメチェン】→←＊11話＊【成績】

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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