善逸編2/2 【あーん】 ページ48
俺は笑いながら恥ずかしさを隠すため少し俯いた
しばらくしてからAちゃんの事を聞いた
『ねぇ、Aちゃんは何してたの?』
A「え…?あぁ…」
撫でてた手が離れる
あっ…もうちょっと撫でて欲しかったな
ていうか永遠に撫でてて欲しかった…
A「えっとねまず、いつもアオイに料理して貰うのは申し訳なかったから、私が料理を作ることにしたの」
料理……え…?
『えぇぇぇ!これからはAちゃんの料理が食べられるの!?』
A「しー!そうだよ」
『エッヘヘ…嬉しいな』
嬉しすぎる…手料理が食べられるなんて…
A「あっ!」
Aちゃんが急に声を出す
『どうしたの?』
A「お昼ごはん!」
Aちゃんが慌てて椅子から立ち、部屋を出る
A「ごめんね善逸!ご飯作ってくる〜!」
イヒヒッ…可愛いな…
ーーーーー
A「善逸、お待たせ」
おぼんを持って部屋に入ってくるAちゃん
『わぁ〜!本当に俺のために作ってくれたの!? 』
A「うん、味見するの忘れちゃったから少し味薄いかも…」
可愛いな…ていうかもう匂いだけで美味しいって分かる
…?Aちゃんがスプーンを「フーフー」している
A「はい」
目の前に差し出されたスプーンを見て硬直する…
A「どうしたの?」
『お…俺…Aちゃんにあ〜んしてもらえるの!?』
A「だって…包帯だらけの手じゃ食べづらいから」
あわわわ…Aちゃんからあ〜ん…?あわわわ…
A「ごめんね…禰豆子じゃなくて」
…はい?俺の目の前にいる天使は何を言ってるの?
…何で禰豆子ちゃんが出てきた?
俺はきょとんとする
A「はい」
再び出されたお粥を食べる
『美味しい!』
美味しい!天才!好き!
A「味薄くない…?」
『ううん、とっても美味しい!お粥がこんなに美味しいなら、Aちゃんが作る料理は何でも美味しいね!』
A「ありがとう…元気になったらたくさん作ってあげるね」
やった…!
俺はあっという間にお粥を完食した
Aちゃんは片付けに行ってしまった
あんなに可愛くて!いい子で!料理できて!強いって!何なの!?
『ふぁ〜…』
お粥を食べたからか眠気が襲ってきた
ちょっと寝ようかな…
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alice rose(プロフ) - あいうさん» ありがとうございますm(_ _)m (2021年1月19日 18時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
あいう - 面白いですね (2021年1月19日 16時) (レス) id: 1883dbefc1 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - あおいさん» そうなのですね、すみません…変えるられるようにしても良かったのですが、設定等でいざこざが出来てしまうので固定にしました、それでもタイトルを褒めていただきありがとうございますm(_ _)m (2020年11月3日 12時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - すごく読みたくなるタイトルで開いてみたら主人公の名字が魔美夜。なんだか感情移入がしにくいかな (2020年11月3日 7時) (レス) id: 777a49a0dd (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - 胡桃さん» コメントありがとうございます。とっても嬉しいです!これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m (2020年8月30日 14時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:alice rose x他1人 | 作成日時:2020年8月30日 9時