【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…

13話 【禰豆子を返して…】 ページ16

？「おい、こいつは貰っていくぜ」




『…？』




？「おい隠の女、その他箱を寄越せ」




男は隠という人から箱を奪い取った




隠「いけません、不死川様！お返し下さい」




不死川というらしい…禰豆子を何処に連れて行くの？




…ッ！怒りの感情がする！




私は男の腕に捕まった




不死川「ッ!?なんだてめぇ、離しやがれ！」




男は腕をとんでもない勢いで私を飛ばした




けど飛ばされる瞬間、私は禰豆子の箱の紐を掴んだ




受け身を取りながら、禰豆子の入る箱を抱き締める




『禰豆子ごめんね…私が守るからね』




不死川「何なんだてめぇ？それをよこせ！そん中には鬼が入ってるんだぞ？鬼殺隊なら渡せ!!」




ッ速い！




避けた先で腕の中を見る




居ない…禰豆子！




不死川「ったく、面倒かけやがって…ガキの分際で」




男はさっき炭治郎が連れて行かれた道に向かう




『禰豆子を…返して！』




私は男の腕にまた捕まった




不死川「ッコイツ…分かったお前も連れて行ってやる！お前も、この鬼を連れてるやつも処罰を受けさせてやる！」




何でもいい…処罰でも何でも受ける…




私は善逸を助けられなかった…




なら…せめて善逸の好きな人を守らなきゃ！




男は風のような速さで何処かへ向かった…




ーーーーー
炭治郎「妹は！俺と一緒に戦います！」




ッ炭治郎！




早く、禰豆子を取り返して炭治郎に…




ッ駄目だ…男の腕が首にある…手を伸ばしたら…窒息する…！




不死川「おいおい、鬼を連れた馬鹿隊員ってのはソイツかい？一体全体どういうつもりだ？」




隠「困りま、不死川様！どうか箱とその子を手放してくださいませ！」




しのぶ「不死川さん、勝手なことをしないで下さい、その子は無関係です…」




さっきの人だ…!




男の人は炭治郎と話すと、急に怒鳴り声を上げた




不死川「そんなことはありえねぇんだ馬鹿が！」




『!!』




グサッ！




禰豆子「ングッ！」




『禰豆子！』




私はまた紐を取ろうとした…けど




ドンッ！




『ッヴ!?』




その瞬間…背中を刀の持ち手で打たれた…




『ウッ…ヴゥ…』




痛い…苦しい…息が出来ない…




炭治郎「俺の妹と仲間を傷つけるやつは、柱だろうがなんだろうが許さない!!」




炭治郎…




意識が薄れて行く…




…？




誰？静かに、でも俊敏に…




誰かの足がある…その人が動いた瞬間…




真っ暗になった…

無一郎編 【柱合会議】→←12話 【蝶屋敷】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す