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無一郎編2/2【ねぇ、僕…】 ページ41

A「怒りがあるときです」




『じゃああの時怒こってたんだ』




A「柱合会議の時ですか?」




『そう、不思議な娘って思ったよ…でもね君から視線を外すと、嫌な気持ちになった』




あ…「でもね」以降は言うつもり無かったのに…




ずっと見てたこと悟られないようにすぐ話を振った




『気を失ったあとの事覚えてる?』




A「いいえ…ですが蟲柱様や恋柱様から聞きました」




え…?どこまで知ってるの…?




『そう…あの時、正直僕も何が起きたか分からなかった、身体がAを欲しがったの』




Aの顔が赤くなるのを見て、また口に出していたことに気付く…




やばい…恥ずかしい…




横をチラッと見るとAはまだ顔を赤くしていた…




…可愛いかも




…ちょっと意地悪しよ




『……どうしたの?』




僕はさっきよりも近く顔を近づけ、美しい桃色瞳を見る




『ねぇ…今ね、君の瞳…綺麗な桃色をしてる』




Aは眼を逸らそうとした…けど




『…駄目、こっち見て』




僕は両手で私の頬を持ち固定する




痛くないように…でも逃げれないように




『で…桃色ってどんな感情の時?』




Aは少し考えてから言った




A「分からないです…初めて聞きました」




僕は顔を離す…けど手はそのまま




すると…Aの瞳がゆっくり黄色に戻る




僕はまた顔を近づける、さっきよりも更に近く…少し動けば接吻してしまうくらいの距離




瞳が桃色になる…




僕は確信した…




『じゃあ当ててあげる、君のこの瞳は恥ずかしい時になるんだよ』




正直言ってる僕の方が恥ずかしい…自分のせいだけど顔近いし、けど一生懸命隠して余裕そうに言った




『当たった?』




僕は顔と手を離す




A「はい…」




…え?本当に恥ずかしがってたの?




自信はあったけど、こうも素直に言われると流石に戸惑う




『何で恥ずかしかったの?』




A「お顔がとても近かったので…」




…可愛い、また口にしてしまう前に冷静に言った




『ふーん、ねぇまた明日此処に来てもいい?』




Aは「えっ?」と僕を見る




『駄目…?』




「いいえ、もちろんです」




僕は微笑み、来た道を戻る




蝶屋敷から離れたところで足を止める




…胸の鼓動が早い




止まらない…




もう見えない蝶屋敷の方を振り返る




ねぇA、僕…









『君に恋してるかも…』

32話 【心臓の鼓動】→←無一郎編1/2 【あの不思議な子】



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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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alice rose(プロフ) - あいうさん» ありがとうございますm(_ _)m (2021年1月19日 18時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
あいう - 面白いですね (2021年1月19日 16時) (レス) id: 1883dbefc1 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - あおいさん» そうなのですね、すみません…変えるられるようにしても良かったのですが、設定等でいざこざが出来てしまうので固定にしました、それでもタイトルを褒めていただきありがとうございますm(_ _)m (2020年11月3日 12時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - すごく読みたくなるタイトルで開いてみたら主人公の名字が魔美夜。なんだか感情移入がしにくいかな (2020年11月3日 7時) (レス) id: 777a49a0dd (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - 胡桃さん» コメントありがとうございます。とっても嬉しいです!これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m (2020年8月30日 14時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:alice rose x他1人 | 作成日時:2020年8月30日 9時

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