【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…

19話 【透明な刀の力】 ページ24

出来るのかな…でもやらなきゃ！




ーーーーー
いつものように炭治郎と訓練部屋で休んでいると善逸と伊之助が入ってきた




蟲柱様から全集中常駐のことを聞いたらしく、私達に教えて貰いたかったらしい




横に居る炭治郎が、私には分かるけど善逸達には分かりづらい説明をした




善逸達が納得出来ない顔をしていると…




蟲柱様「まぁまぁ、これは初歩的な技術ですので出来て当然ですけど」




いきなり私と炭治郎の後ろに蟲柱様が現れた




そして伊之助の前に座り




っポン！




蟲柱様「伊之助君には出来ると思っていましたが出来ないんですか〜？出来て当然ですけど」




フシャー




伊之助「はぁぁ!?出来るっつうの、舐めんじゃねぇぞ！乳もぎ取るぞごらぁ！」




次は善逸の前に座り




手を握った




蟲柱様「頑張って下さい善逸君！一番応援していますよ!」




善逸「はいぃぃ〜!!」




しのぶ「わぁー」




…すごい、一瞬でやる気にさせた




ーーーーー
その日から4人で訓練をたくさん行った




善逸 伊之助「うぉぉぉ!!」




炭治郎「いけ！そこをバァーっとグゥーっと頑張れ伊之助!!」




『頑張れ善逸！すごいよ、かっこいいよ!!』




善逸「うぉぉぉ！Aちゃぁぁぁん!!」




ーーーーー
そして炭治郎と私は、小さいひょうたんなら破裂させられるようになった




炭治郎 A「スー…ふぅぅぅ!!」




きよすみなほちゃん「頑張れ！頑張れ！」




パァン！




きよすみなほちゃん「やったぁ！」




『やったね炭治郎!!』




炭治郎「ああ！Aもすごいぞ！」




ギュッ!




『!?』




炭治郎「あぁ！すまない…！つい勢いで！」




『ううん…大丈夫だよ』




私達は気まずい気持ちを誤魔化すために、お互いに訓練した




ーーーーー
夜になった…




皆が寝たのを確認して静かに部屋を出る




庭から屋根に上に座る




日輪刀を抜き、夜空に浮かぶ三日月に重ねる




透明な日輪刀に月の光が乱反射する




『綺麗…』




小さく呟き自分の膝を胸に抱く




刀鍛冶さんに珍しいと言われた透明な刀、特別な二つの力があるらしい…




一つは月明かりを透かすと刃こぼれが直るというもの、満月に近いほど早く直る…けど流石に折れたり、ひっかかる程の刃こぼれは刀鍛冶さんじゃないと直らないみたい




もう一つはある型を使うとケガ人から死者まで助けられるらしい…




でも…月花様は教えて下さらなかった

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