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-赤井side-
ボウヤの言う通りに
門の前には車が止まっていた。
不「ボウヤ久しぶりね。
そちらがAの彼氏なのね?
なかなかのイケメンじゃない」
なんて峰不二子が言っている。
「無駄話はいいから
早くAを
返してくれませんか?」
と睨みながら俺が言うと、
"さすがFBIね。怖いわ。
あなたのお姫様は
後ろで寝ているわよ"
と後部座席のドアを開け、
Aを抱きかかえ
車から降ろした。
コ「突然Aさんを
返すなんてどういうつもりなの?」
不「意味なんてないわ。
ただ愛する人のことを考えて
泣いてる彼女が
かわいそうって思っただけよ。
まあ、ルパンには秘密だけど」
なんてボウヤの質問に答えていた。
"それと、そこのFBIのお兄さん。
簡単に人を信用して
出された飲み物を疑いもせずに
飲むことはしちゃダメってこと
ちゃんと教えておくことね。
今回は私で睡眠薬だったからいいけど、
毒だったら大変よ?"
なんて言う。
それだけ言い残し、
峰不二子は帰って行った。
コ「どうも、峰不二子だけは
苦手なんだよな…。
とりあえずAさんが
無事に戻ってきたからよかった」
"ああ、そうだな"
とだけ答え、
小さな寝息を立てて
寝ているAを見た。
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作者名:さとふぁむ | 作成日時:2017年4月27日 8時