【HQ】谷地さん、姉いるってよ。【黒尾鉄朗】

日常2 ページ4

-Aさんside-


ったく、朝から災難続きだよ…

電車乗り間違えたし。

隣の乗客に化粧ぶっかけられたし。

満員電車で押し潰されたし。(私背ぇ普通じゃね？…小さい？小さい、だとぉッ！？)

転入先の高校に、来るの2回目なのに迷うし。

なんか巨人の密林に迷い込んだし………

白髪とプリンとトサカに囲まれたあの感覚。特にトサカ！あれは笑いこらえるの必死だったわ(笑)

だってどう考えてもおかしいもん。パニーニにでも挟まれて寝てるんじゃないかって思った。

あ、でも。なんか一人小柄な人がいた。髪の毛綺麗な色だったな…マジ天使だったわ←

先生に連れられて入る3年5組の教室。

先「それでは黒板に名前を書いて自己紹介をしてください」

『はい』

黒板に名前を書く。

【谷地 A】。苗字大好き。何てったって、妹と同じだからな←

『谷地Aです。御神楽高校から来ました。季節外れの転校生でご迷惑おかけしますが、よろしく

お願いします』

先「それじゃあみんな、よろしくな。席は…窓際の後ろから二番目だな」

指さされた席へ進む。カバンの整理をして席に着く。

授業が終わり、さぁ帰ろう！と思って席を立ち上がろうとしたその時………


ツンツン


誰かが私の横腹を突いた。

「ん゛に゛ゃ゛ッ゛‼‼」

その声を聞いて、その男は笑った。


そう。その男の頭は、紛れもなく……あの………









パニーニトサカであった。







『ぱっ、パニーニトサカッ！？』









黒「よーぉ、迷子の仔猫ちゃん？」

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