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『どう...して...』
とある日の夕方 1人で自宅に帰ろうとしていた時に異様な光景を見た
『米花 公園』が存在している
少なくとも 黒の組織と決着が着いたあの年には米花公園は取り壊されたのを覚えている。
沖「どうかされましたか?」
『っ... 赤井秀一......さん!?』
沖矢昴も少なくとも 赤井秀一の姿に戻り済みだったはず、なのにどうしてこんな所に存在しているのか その場では全く理解できなかった。
すると 彼は 左目を開眼させ 私を睨みつける
『っ....』
沖「あなたは一体何者ですか」
『中森 A、ふざけないでください。 分かるでしょう? 雪染 零華ですよ。』
すると 彼は考え込み ため息をつく
沖「申し訳ないですが、わからないですね」
『...え? ごめんなさい、今日は何年の何月何日になりますか?』
沖「...2017年 1月 14日」
『え...?』
...どうして、どうして
タイムスリップ...?2017 4月14日ってことは...まだ、私達は出会ってない...いえ、正確には出会っていたけど それは随分昔の話...か。 どうして... 私は...なんで、ここに居るの?
沖「大丈夫ですか? と言うよりも あなたには聞きたいことが山ほどできた 」
『聞きたいこと...? 私...家に帰らないと』
そうだ、家に帰らないと。 きっと、この世界のお父さんも心配するから
沖「送りましょうか?」
『け、結構ですから!』
そう断って逃げようとするも 直ぐに捕まってしまう。
『離してください!!! また、絶対出会えますから、 どうか もう今だけは...』
....正直 やはり 悲しかった。
赤井秀一とは あの決戦の時にほとんど行動を共にして とある約束まで交わしたから。
でもそれがまたリセットされて また、彼らと戦わないといけない
前みたいに上手く出来ないかもしれない
何かの一言で運命が変わる可能性だっていくらでもあったから
そう、もしかしたら今の会話で何かがかわってたのかもしれないのだから。
そう思うと 咄嗟に涙が出てきてしまう
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作者名:りと。 | 作成日時:2019年5月12日 16時