Short storys of Love 【MP】

Edward Mannock ページ9

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今日も疲れた。

隊員が皆無事で帰って来れたから良いものの、俺の疲労や緊張はなかなか緩まない。

生きて帰って来れたというのに。今日もスコアを１稼いだというのに。

不満だろうか、それとも戦いたくないのだろうか。

俺の疲労は決して癒えてはくれなかった。


＿＿あの少女に出会うまでは。




「あの、あなた大丈夫？ 顔色とっても悪いけど……」




ギンヌメールがいたのでヴァルハラに来たと思ったあの日、悪夢から目覚めたあと、

落ち着いた雰囲気の少女が俺を覗き込んでいた。

Aというファーストネームに、エマというミドルネーム。

エマというのはドイツ系の名前であるから、最初同盟国側だと思い思わず銃を向けてしまった。

フランス人だというのに、頭に銃口を構えてしまったのだ。

だというのに、俺をあのあと暖かく迎え入れてくれた。





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