5匹目 ページ7
*
他人が一斉に駆け出していった。
私も、離れなくてはそう思った時
「痛いっ」
と、声が聞こえた。
他の受験者はその子がいるにもかかわらず、逃げるのに必死で気づいていないようだった。
お前本当にヒーロー志望かよ。
でも、そんなことを考える前に体が動いてた。
『貴方、大丈夫？』
瓦礫に埋もれていた彼女はとても動けそうにはなかった。
瓦礫を溶かすにも彼女に当たってしまう。どうしたらいいんだろう。
そんなことを考えているうちに、ガッシャーン、ガッシャーン、とギミックが近づいてきた。
とりあえず、今はこのギミックを拘束しなければ…
ヒーロー志望が、人1人救えなくてどうする⁉
私は、急いで手から糸を出した。
その糸でギミックを動けないように拘束する。
ギミックは動かなくなった。
『今の内に』
カブト君に、瓦礫をどけてもらう。
気を失っているようだ。所々骨折している。直さないと。
私は、そこら辺にあった板を取り、糸を出して、応急処置をした。
「しゅーりょー」
嗚呼、終わってしまった。
すると小さいご婦人が歩いてきた。
「あら、あんたなかなかやるねぇ」
『？？？』
「その処置のことだよ」
『あ、ありがとうございます！』
「ここからも私に任せて、あんたは帰りなさい」
『えっ、でもっ』
「大丈夫、大丈夫。任せなさい」
その言葉には妙な安心感があった。
『ありがとうございます。よろしくお願いします』
そうして私は試験会場を後にした。
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皆さん
あけましておめでとうございます(*´∇｀*)
この年が皆さんにとって良い年になる事を願っています。
今年もよろしくお願いします！
dy.おさと
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おさと(プロフ) - 神楽さん» これから、どんどん展開が変わって行くので、楽しみにしていてください！読んで下さって、ありがとうございます！ (2017年12月30日 8時) (
レス) id: 997b016cac (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - 毒蟲ちゃん、ヴィランに狙われそう…！お疲れ様でした！ (2017年12月29日 9時) (レス) id: b073614161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさと | 作成日時：2017年8月28日 19時
