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side→有栖川
体育館γに集められた私たちは
成り行きで通形さんと戦うことに
波動さんは興味が芦戸の角へ移り
さっきからずっとぴこぴこと触っている
「ミリオ…やめた方がいい
形式的に"こういう具合でとても有意義です"と語るだけで充分だ」
「遠」
天喰さんは体育館の壁際で話す
身体も壁に向かっている
「皆が皆上昇志向に満ち満ちているわけじゃない
立ち直れなくなる子が出てはいけない」
「あ、聞いて、知ってる
昔挫折しちゃってヒーロー諦めちゃって
問題起こしちゃった子がいたんだよ
知ってた!?
通形ちゃんと考えないと辛いよこれは辛いよー」
波動さんは軽々しく言っているが
こういうことは珍しいケースではない
今の大体の敵は昔ヒーロー志望だったと
密かに聞いたことはある
二人の三年生の話を聞いた後でも通形さんは
私たちと戦う気満々だ
先陣を切ったのは緑谷
それに続いて皆が警戒態勢に入った
皆の気がこちらまで伝わる
…こりゃ全滅だろうな…
戦闘が始まった
通形さんはすり抜ける個性のようだ
ワープも可能
「Aちゃんやらないのー?」
「あの人力加減出来そうにないからやです」
「なんで分かったの!?すごい!!」
轟の横で傍観する
初めて会った時は脳筋野郎だと思っていたが
あの応用は難しいはず…
経験…
「おまえらいい機会だ
しっかりもんでもらえ
その人…
通形ミリオは俺の知る限り
最もNO.1に近い男だぞ
プロも含めてな」
5秒もあれば
遠距離系の個性のメンバーが地面に伏していた
「一瞬で半数以上が…!
NO.1に最も近い男…」
仮免を取ってないと隣で傍観していた轟が呟く
通形さんは「POWER!」と叫んでいる
そして全員が地面に手を付けた
「俺はインターンで得た経験を力に変えて
トップを掴んだ!
ので!
恐くてもやるべきだと思うよ一年生!」
通形さんのレクチャーが終わった
「次は有栖川さんも!!」と言って彼らは去った
絶対したくない
そして私たちはこの先絶望する
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名無(プロフ) - もちさん» ありがとうございます。コメントを読んでいたらいつの間にかガッツポーズしていました…。(笑)とっても嬉しいです!!頑張ります!! (2018年7月3日 18時) (
レス) id: 0fdfaa66b3 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - コメント失礼します……。読み進んでたらいつの間にか泣いてました。びっくり。いいお話をありがとうございます。この作品大好きです！更新頑張ってください！楽しみに待ってます！！ (2018年7月3日 14時) (レス) id: 8b19b439f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無 | 作成日時：2018年4月1日 6時
